色々な方のワードロープが覗けて、とても楽しいです。そして皆さん洋服にとても愛着を持ってらっしゃっていて、
丁寧にたたんだり、丁寧に漂白したり、丁寧に収納したり、みなさんそれぞれのこだわりも拝見でき、参考になります。
ファストファッションが盛んな今、この本と出会いちゃんと吟味して自分で選んだ洋服を着る大切さも知りました。
おさがりのページでは１０年以上着ているというセントジェームスのボーダーが登場したり、お母様のあさがりの
ブローチが登場したり古いけど、まだまだ現役のアイテムがたくさん出てきます。
そのページだけでも面白いです。
私もこの本を読んでから、安いからまっいいかというような感覚での洋服購入はやめました。

根元きこさんのクローゼットを拝見したかったのですが、文章だけだったので☆マイナス１です。

　自分の年齢から言っても体型から言ってもここに登場する方々の
ようにはナチュラル系の洋服を着こなせないのですが，それでも
気になってこの本を手にとってしまうのでした。登場する方はいつもの
メンバーですが，少しずつファッションに変遷が感じられ，新鮮な気持ちで
ページをめくることができます。収納法はあくまで目の保養。彼女たちの
ワードローブがやはりメインです。しかし，真っ白いＴシャツやブラウスを
あんなに持っているなんて…。すごいですよね。私だと貧相になっちゃうん
だけどなあ。

　内田さん、関根由美子さん、注連野昌代さん、根本きこさん…… 。簡単に「ナチュラル」とくくれないこだわりを持った人たちのワードローブを、まるで「お宅拝見」、「バッグの中身拝見」みたいなノリで、少しのぞかせてもらう感じが新鮮です。
　とくに、たくさんの服をどう収納しているのかには、興味がかきたてられますよね。キャンドルアーティストのマエダサチコさんの例は、ぜひ真似してみたいと思いました。レースや端切れをぐるぐる巻くだけで、薄い服もずり落ちない優しげなハンガーが出来るなんて。それに、グラスマーカーのように、葉っぱなどのモチーフをハンガーにつけて、白い服を区別しているのも素敵。
　ずらりと並べられた年季の入った靴、積み上げられた白いシャツ類――日常生活の、飾らない一こまのようで、好感が持てました。どんな巻き物や古着が好き？というテーマで、いろいろ見せてもらえたのも面白かった。
　おしゃれさんたちの秘密が、これまでと少し違ったアングルから見られる素敵なムックだと思います。