このSACDをアマゾンで注文しましたが、プレーヤーが認識しませんでした。
ちなみに他のSACDは読み取りますのでプレーヤーは正常化と思います。

私が持っているSACDで読み取れないものは安いものの輸入盤です｡
これらの盤は、SACD規格上の何かが欠落しているのではないかと思っています｡
しかしこのSACDも含め、CD層はすべて読み取ることができ正常に再生できます。
Jacinthaの昔出たSACD「Here's to BEN」は､正常ですので、このベスト盤のロットは要注意です｡

彼女の音楽性そのものは、最高です。

SACD初心者の私ですが人から勧めていただいて買ってみました。元々女性ヴォーカル物はかなり好きな方なので、その辺の感からアーティストとして気に入りそうな気配は薄々感じていたものの、まずはこのディスクを初めてプレイした瞬間に放たれる予想以上に美しい音像の虜になりました。

夜にじっくり聴くと、このSACDがただ音が良いだけではなく、充実した内容や柔らかな歌声で実にリラックスさせてくれる素晴らしい作品だという確信がこみ上げてきます。
仕事中、不意に後ろから肩もみをされたようなウットリした気分にさせてくれます。

いままでJacinthaのことはまったく知らなかったのですが、人から勧められるがままに買ったにもかかわらず本当によい買い物が出来たと、非常に満足しています。

ジャズの女性ボーカルをゆったりと楽しみたい時にベストなCDです。
彼女の声は自然で、作り込みが少なく、情緒あふれる声です。
きっと別のCDも聞いてみたくなると思います。Here's to Ben: A Vocal Tribute to Ben Webster
もおすすめします。

できれば、JAZZの女性ものは白人で、若くて、なおかつ美人であってほしい・・・

とか、いろいろな僕の極めて個人的な趣味趣向は吹っ飛んじゃいます。
オーディオ・ファイルの間ではあまりにも有名なジャシンタ。
本業はシンガポールの女優だったか、とにかく多彩な才能溢れる、実力派。
そんな彼女ののSACDベスト盤なのに・・・どこにも売ってさえいない不人気ぶり（泣）

この録音は素晴らしいです。
昨今の女性ヴォーカルものはどれも高音質だが、どこか音が冷めていて、小骨っぽい感じがする。
しかし、アナログ録音によるジャシンタの音の自然さ、しなやかさ、人肌の温かさは、
現在入手出来うる最高の音源だと思っております。
バックもケイ・赤城をはじめ一流どころが揃ってます。
何より、ジャセンタの実力は、欧米の一流ヴォーカリストを圧倒しているような。
「ダニー・ボーイ」と「男と女」はカバーされまくった歌ですが、ジャシンタで聴くのが一番好きです。
これほど素晴らしいアーティストが、なぜこんなにも一般に受け入れられないのか、非常に残念。
ただ音がいいだけじゃなく、演奏も選曲も最高です。