男歌、女歌を越えての氷川きよしワールド炸裂
★★★★★
思いがけない秋発売の「演歌名曲コレクション9」。
いままで秋発売のアルバムは「銀河}「男気」「演歌12番勝負」
があって、どれも質が高かったけれど、今回あえてきよしくんの
ライフワークの感がある「演歌名曲コレクション」としての発売。
まさに演歌の王道がぎゅっと詰った一枚になっている。
オリジナル曲も多彩な作家陣でさまざまな表情をみせてくれる。
カバー曲も男歌、女歌ともに収録され、そのどれもがきよしくん
ならではの色付けで歌い上げられている。「ここに幸あり」は
声質にはぴったりだし、「涙の酒」はコアな名曲に再度スポット
ライトを当てているように思う。
来年のデビュー10周年に向けて、この一枚が大きな弾みに
なる予感が詰った王道のアルバム発売に大きな拍手を送りたい。