色の出が悪い。おそらく紙質が落ちるのだろう。日本の色辞典;吉岡幸雄と比較するのは無理な話しだろうけれど。
内容の善し悪しに関わらず、やはり伝統色を説く以上は読みやすくとっかかりが気持ちよくすすむものを願う。講義の内容が優れている教授であっても不快感を与えるならまず生徒はその波動でまいってしまう。講義を聞く気にはなれないだろう。それと同様なのだ本も。だが、熱意のある人は読み切れることと思う。