構造式いっぱいの新しい薬理の本です。
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学生時代には薬理といえば覚えることしかなくて、語呂合せを編み出したりして覚えまくりました。今、この本を手にとって眺めていると無駄な勉強をしたものだと反省します。この本は構造式がいっぱい入っていて薬のかたちがはっきりわかります。薬理作用と構造式が相関していることを学生さんに気づいてもらえる新しいタイプの薬理の本だと思います。これなら意味もわからず覚えまくる薬理から脱却できます。コラムもツボをおさえていて役に立つ、ちょっと面白い話がいっぱいです。6年制の新しい国家試験の複合的な問題に対応できる非常に中身の濃い教科書だと思います。