英雄路線驀進中
★★★☆☆
PR文では肉感たっぷりの女性が尋ねてきたり、さらには隠し子発覚? などがありますが、そのあたりは読んでのお楽しみ。
メインルートはというと、お店そっちのけで前巻で勃発した権力闘争の続き。お店は開店休業状態です。
主人公は例のごとくスーパーマンぶりをいかんなく発揮。どんどん町の一般人が期待する英雄になっていっています。
話のピースをぴったりと無駄なくはめてくるプロットは立派だなあと思う一方で、無駄や意外性がないのが残念なところ。
GAマガジンの短編を読んでいるだけに、サシャ中心のストーリーじゃなくなってしまったのがなんとも残念。
いまさら魔法材店のストーリーにもどれないだろうし、サシャの出番は今後も少ないのでしょう。そして、このままの路線だと世界が滅亡の危機に瀕して、主人公が救っちゃったりするんだろうなあ。
作者の性格には正直なところ引いてしまうし、期待する話からは外れていくけど、つまんないわけではないのでずるずるとつい買ってしまう。そんなシリーズです。今回も無難な面白さの☆3つ。