分かり易い二面性
★★★★★
「お仕事男子」第5弾は主人公の会社に所属するアイドル橘ユウ(浪川氏)です。デスクで入社した主人公は今回はアイドルのマネージャー代理です。
ついでにこのアイドルは第4弾の警官の弟でもあります。
実力はあるけど我が侭な国民的アイドルのおもりにしても、部屋を逆立ちして一周してとか社長にデコピンして来てとか我が侭振りにもちょっと無理があると言うか……いささかわざとらしい感じがしました。とか言いつつ、クリームソーダに喜ぶ姿が可愛いとうっかり思ってしまい自分に負けた気分です。我が侭な割にはあっさり主人公に懐いてます。
4トラック目で第6弾の呉服屋・加賀が出て来て絡みます。
虚像としてのアイドルでは無く個人としてのユウが好きと言われて動揺したり、加賀と話し込む主人公に撮影中意識がとられたりして拗ねてみせたり色々と分かり易いです。つうか代理とは言えマネージャーなのにそう言われたからって担当アイドル置いて帰るなよ……。主人公に言い過ぎたって電話しようか悩んでる様も次の日主人公が来なくて苛立つ様も可愛くてもうどうしましょうって感じです。
主人公はモテるのに鈍いのもお約束で脚本のベタ度も今までで一番唐突な感じがしましたが、シュークリームで喜ぶ橘が可愛いから許す。
代理マネージャーが終わってから普通に告白されて終わります。流石に鈍い主人公もいくら何でも気付……かなかったりして。
浪川氏が「僕がこんなんやったら二日で干されます」とトークで仰ってたのに笑いました。
とにかく可愛いです。負けました。
浪川さんのファンならば買っても損は無いかと。
★★★★☆
私は浪川さんにつられて今回始めてこのシリーズを手に取りました。
今までこういった声優さんを売りにした企画物のCDは星座彼氏位しか聞いた事が無かったのですが、個人的にはこういったちゃんと流れがある作品の方が好きだと思いました。
まぁ、根本的にコンセプトが違うので比べるのもおかしいと思いますが(^_^;)
わがまま言い放題のアイドルに振り回されつつ、健気に頑張る姿に逆に彼が引かれてゆく…といった流れで、ちょっとセオリー通り過ぎる印象もありますが、私は充分楽しめました(^^)
しかし、彼は20歳という設定ですが少々幼い印象を受けました。
わがまま放題のアイドルという設定なのでその通り自分勝手で自己中心的な事を言いまくります。流石に成人男子としてこれはちょっと…(^_^;)
17〜18歳位と言われた方が違和感が無かったかと。
そういった所が少々気になったので★は1つ減らしましたが、浪川さんのファンとしては買う価値が充分ある作品だと思います!
イマイチ
★★★☆☆
年下アイドルと臨時マネのヒロインってことでどんなモンかと思いましたが正直ピンときませんでした。
アイドル君の性格設定としてはツンデレってことなんでしょうが、何だかやたら我侭な子供を(無意識的にではありますが)上手くいなしてるお姉さんヒロインって感じで・・・。
実像と偶像のギャップに悩んでイライラしたり、気になり始めたヒロインと他の男(Vol6の若旦那)が仲良くしているように見えてあせったりと、彼の心境は良く伝わるんですがいかんせんヒロインの心の動きが今ひとつ伝わってこないのでアイドル君の片思い(ちょっと空回り気味)な印象です。最後に「惚れさせてみせる」的発言はありますが、少なくとも私は聞いていてあまり響かなかったかな、と。
キャストの浪川氏の演技はよかったので星3つにしました。