「経済的な」視点での環境問題
★★★★☆
結局「環境保護」などと叫ばれているのは「人間の為」なんだなと痛感します。
「経済的な」視点から見ることを目的とした本ですが、
社会=人間の集合体 である以上多くの考え方なども紹介されています。
一応 経済学 なので税が多く採り上げられています。
とはいてもピグー税を習ったことのない他学部の方でもさほど苦労せず読めます。
ページ数に気おされるかも知れませんが。
環境経済入門という授業で指定されていたテキストでした。
環境経済学入門
★★★★☆
本書籍の著者は、国際機関などにおいても活躍されており環境経済分野に大きな貢献をしてきた。環境関連分野の書籍も多数出版されており非常に参考となる。本書の内容としては、前半部分では「環境と経済」に関わる教養編であり、中盤へと読み進めて行くにつれてミクロ経済学を活用しながら環境問題に取り組んでいるが、ミクロ経済学のレベルとしては「マンキュー経済学(ミクロ編)」あたりに触れている人ならば十分に安心して読破できます。経済学で活用されるような微分積分は出てきませんので、ある意味では、数学アレルギーの方でも抵抗ないと思います。できれば、本書とともに、日本評論社から出版されているバリー・C・フィールド著の「環境経済学入門」と併読されると環境経済学への理解度がさらに深まります。
環境経済学入門
★★★☆☆
この本を読んではじめて環境経済学にふれたのですが、それほど拒否反応を持つことなく入門できました。グラフの見方ではじめは多少戸惑うこともあったのですが、いったん見方がわかるとおもしろいように理解できました。「経済的視点に立って環境を考える」とはどういうことなのかがわかりやすく書かれています。