映画理論における「形式と内容」の意味について、「形式」=「感覚的実在的側面」、「内容」=「観念的実質的側面」という風に解説していて、これではむしろわかりにくい。「批評の読み方・書き方」というよりは「映画批評の批評」といった内容の本なので、ちょっと期待していたものとは違いました。
こんな批評もあるんだなぁという勉強になりますが、ゴダール主義なところが鼻につくし、わざと難しく書いたインテリっぽいところが気に入りません。