切ない１曲目「返信」と、ノー天気な２曲目「シンクロニシティ」。どちらも良いが、私は後者の方に強く惹かれる。

20代後半（たぶん）の大人の恋。もちろん初恋ではなくて、それでも十分に初々しいトキメク恋。「カフェで偶然席が隣り合った、しかも同じ小説を読んでいた」だなんて、もうこれはわたせせいぞうの世界です。
でも、まりやさん、かわいいからゆるすっ

この曲のＰＶがまた、めちゃめちゃかわいい。
夫と友人たちと飼い犬に囲まれてタンバリン叩きながら歌うまりやさん。

女性の年齢を云々するのは恐縮だが、実はこの人、磯野舟さんとほぼ同い年なんですよ！　

５年振りの新曲ということで、楽しみにしていました。
「返信」は、映画「出口のない海」の主題歌ですが、僕は、一足先に
横山秀夫氏の原作を読みました。映画は、公開されていませんが、
歌詞には、美奈子の浩二への思いが、込められていると思います。
「真夜中のナイチンゲール」と同じく、ミディアムバラードですが、
しっとりとしたメロディに「This is まりや」と感じました。

映画の主題歌とＣＭソング、そしてそれぞれのカラオケ４曲入りです。一時期の竹内まりやは何か弾けすぎている感じがあったのですが、今回はかつての「らしさ」が戻ってきて、往年のファンにはうれしい限りです。
「らしさ」を感じるのは、特に「シンクロニシティ（素敵な偶然）」でセンチメンタル・シティ・ロマンスが参加しているからかもしれません。

明治アーモンドチョコレートのＣＭで御馴染みの
「シンクロニシティ（素敵な偶然）」、
映画「出口のない海」主題歌の「返信」というＷタイアップの両A面シングル。
プロデュース・アレンジはやはり山下達郎さんです。

「シンクロニシティ（素敵な偶然）」はどこか懐かしい
明るく心地よいサウンドで“今風”ではありませんが
まりやさんらしいサウンドとなっています。
緑いっぱいの中で歌うＰＶ中のまりやさんがナチュラルで美しい。
「返信」は女心を歌った切ない歌詞、しっとりした曲調で
こちらもまた彼女らしく切なくも力強い。
ＰＶもストーリー性があり映像がとても美しいです。

まりやさんの声はほんのちょっと耳にしただけでも
“あっ、竹内まりやだ”と誰でもわかるという存在感が
日本人女性シンガーの中でも貴重だと思います。

なんか久しぶりに｢This　is　マリヤ」を聴くことができました。メロディーラインのこの透明感・爽快感・・。達郎も自分色を抑えてまりや本来の『らしさ』を十分引き出してます。朝ＯＫ、夜ＯＫ、ドライブも勿論ＯＫでしょう。
決して1000円無駄にはならないと思います、即買いでしょう