こちらはある程度読める(内容把握できる)人がやる分には問題ないですが、文法や単語はやったのに全く内容が把握できないといった人向きではありません。
解答の根拠として前後の文脈をあげるのはよいのですが、なぜそう解釈できるのかという根拠があまり多くはありません。本文に主語や解釈が補ってあるページがありますが、なぜそのように考えられるのかが問に関係ないところは全く書かれていません(もちろん、専門家でも解釈がわかれるものですし、全ての文について完璧な解説というのは不可能ではありますが) 。
確かに、結局は問に関わる所だけ理解できれば本文全体の解釈など必要ないかもしれません。しかし本番の試験で初めて読む文章でどこが問に関わるかなどは当然読んでみなければわかりません。
せめて、主語がかわる傾向など、万能といえなくともある程度通用する読解のルールのようなものがあれば文句なしだったのですが

大学入試「古文」との“向き合い方”が非常によくわかる。
古文をどう読めばいいかが丁寧に記されている（どんな単語に注意しながら読めばいいかなど）。これが本当に、素晴らしい。
これから大学受験を予定する人は、本書を一読してみることをオススメする。
今後、どのように古文を学習していけばいいかの指針になる。

実際のセンター試験を例題に荻野先生のセンター試験戦略が書かれている。いつもどおり非常にわかりやすく比較的短時間で完成でき自信にもつながる。おすすめです。

ありがとうございました