待望の単行本化
★★★★★
三変土田、御義口伝と青年、勝利の因果、凡夫即極の人間学、仏の未来記、不惜身命と現代、如我等無異と報恩、法華経の兵法を扱っていて、わかりやすく且つ読んでいて元気が出ます。
「人の「心の一法」在り方で国土が良くも悪くもなる。」(p8)
政治や経済を悪くするも良くするも、実は私たち1人1人であることを改めて感じることができました。
本当に私もちゃんと良き政治をする人を送るようにしなければいけないと、気を引き締まる思いです。
著者の言葉からを読んでいると、理論的でしかなかった言葉が一気に現実的で身近に感じられるようになれるというのが最大の収穫ではないでしょうか。
列挙すれば枚挙に暇がありませんが、私が感銘を受けた部分を紹介してレビューとさせていただきます。
「「一念」は見えない。しかし、それは行動となって現れる。」(p27)
「仏法は、すべて証拠主義である。証拠がなければ、観念論でしかない。」(p32)
「心の一念を明るく前向きに変えていくことは、経済の好転にも連動するのであります。それが人間社会の前進の因果です。」(p43)
「偉大な業績は、逆境の中で生まれる。これは歴史の法則であります。」(p70)
「己の命をかけぬものは、何も勝ち取ることはできない。」(シラーの言葉)」(p75)
「いずこの分野でも、精魂を込めたものは永遠性の光を放っていくものです。・・(中略)一流の人物は皆、「命がけ」です。「不惜身命」です。血を吐くような思いで、自己の限界に挑む精進を重ねているものです。」(p86)
第2弾が楽しみです。^^