インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Fine days―恋愛小説

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 祥伝社
Amazon.co.jpで確認
微妙です… ★★☆☆☆
著者の作品はどれも評価が高く、これもその一つ
…というわけで買ってみたんですが……微妙かな…
短編集を書き慣れてないのかな〜なんて思いました
まぁ実際のとこは分かりませんが…
かなり中途半端なものや(短編ものはまとめるのが難しいでしょうが)
ささっと急に片づけたようなのもありました
後これは恋愛小説ではないですね
物語のおまけ感覚で恋愛がついている感じです
「眠りのための暖かな場所」のレビューを ★★★★★
 もし、彼女のように私が生き残ったのだったなら・・。

 選ぶべくして「生きている」んじゃない。
 苦しんでいる。多分死んでいたほうがよかったって何度も思ってる。
 生きていることのほうが、時には苦しいんだよ。
 だってね、夜空を見上げるたびに、あの星は私を責めてるんだって思う。

 「お姉ちゃん、楽しい?」
 「私を殺してまで生き残ったんだもの、楽しくなきゃ嘘よね。」

 苦痛でしかない。
 家族との関係も息苦しさも
 自分の罪であるかのごとく受けとめるしかなくて。逃げ場がなくて。

 そんな私が、同じように怯えてる目をした彼に会った。


 姉の、綺麗な笑顔の奥にある悪魔。
 その笑顔に怯えて暮らす青年。

 いつもいつもいつも。
 彼も私も目に見えない恐怖に包まれて
 怯えていた。

 でも。

 「あなたは、何も悪くはないのよ。」
 もうひとりの自分の姿、である彼を暖めるという行為は
 やっと、自分という存在を認める勇気が持てたということなのだろう。
 抱え込んでいた恐怖を振り払う決意のようなもの。
 その先には、笑顔がまっているような気がする。



幸福の見えた終わり方ではないのだけど
何か希望を感じさせるそんな作品。
怖い部分があるのに、
胸に暗さが引っかかることのない文章でした。
奇妙さを味わいながら、清々しさを感じて
気持ちよく物語が流れていく感じ。
「恋愛小説」というより一種の怪奇譚 ★★★★☆

誰がなんと言おうと、語り口と物語構造から
春樹チルドレンとして語られてしまうのは致し方ないであろう。
四篇すべて日常の切れ目に、非日常が滑り込む
「恋愛小説」というより一種の怪奇譚である。
本家に比べ毒が少ない分、やや物足りないが
とっつきやすく、爽やかな印象。

男性が主役の語り口はありきたりだが
「眠りのための〜」の女主人公の語り口が
エキセントリックで、やや破綻しており
とても興味深く感じられた。
「シェード」が一番好きかな。★★★★★ ★★★☆☆
 4つの中短編が集められています。ミステリー、う〜んファンタジーかな、の薫りが漂うような作品。春樹さんのような異空間のものというより、からくりのある世界が展開されます。「恋愛小説」というイメージは持てませんでしたね。
 4つの作品の中では「シェード」が一番好きです。老婆が伝えるおとぎ話がベースなのですが、ひきこまれるように読みました。間の取り方、話のペースがとても好きです。★5つ。
 「イエスタデイズ」も面白い。意欲作。からくり仕掛けの作り方が面白い。欲を言えば見え隠れするからくりのピアノ線を切ってしまうような展開になると、作者のもっとオリジナリティが見えるような気がします。「面白いからくりを作りましたね」で終わってるかな。★4つ。
 「FINE DAYS」「眠りのための」はボクには今ひとつ。「FINE」が★3つ。「眠りの」が★2つって感じです。
 読む時間は楽しめる小説です。
 
やっぱり短編が個人的には良いなぁ、と。 ★★★★★
 本多孝好さんの小説はやはり短編でこそ切れ味が光るな、と再確認した一冊です。
 時々見える切なさ、狂気、人間味などが個人的には本当に大好きです。長編が駄目ってわけでは無いのですが、短編だからこそさくっと入ってくれる感じがたまりません。

 本多さんの小説を好きな人、これから読んでみようかなっていう人、両方にこれはお勧めできるかな。あ、といっても、

いわゆる「村上春樹の子供たち」がキライって人にはお勧めしませんが。
モロそれですから。この人。