復讐を誓う受だけに…
★★★★☆
この方の話は独特の暗さ、重さ、深さがあるのですが
今回の主人公、淋(受)はそれをモロに背負っている感じです。
ずっと思い続けていた初恋の相手は既に愛する人がいて適わず、
新しく恋してしまった相手は、兄の仇。
淋はそんな相手に惹かれてしまった自分を責め、消えてしまいたいと常に苦しんでいます。
ラストは、相手とラブラブではあるのですが…未来はない、そんな感じの終わり方です。
ただ、物語の流れや、彼らの立場、考え方からすると、そうせざるを得ないとは思います。
なので、ハッピーエンドをお望みの方には向いていないです。