浪漫ドラマちっく
★★★★★
レビューが何故か無いので、一言。
ん?聞いた事ある。なんだっけ?と言うきれいな曲の詰まったいいCDです。
なんか、流れが妙に浪漫ドラマ映画ちっくなんだなぁ。
タンゴでいきなり盛り上げて、観客の興味を一気に引き込んで、中ごろには、注意はそらさず、でも、緊張させられるほどではないイギリス民謡で明るい場面、ジョビン でちょっと暗い場面。 クライマックスはアルビノーニで思わず息をのんで引き込まれてしまって、で、最後はクレジットの流れるのを見ながら、面白かった。と一息。
Dave Grusinって、いつも思うのですが、ピアノがいい。うまい。 きれいな音、くっきりした輪郭、独特のボイシング。シンプルな太い線で描いたような重い低音の響きや、パレットの色を全部すこしづつ重ねていったような音のグラデュエーション。
Jack Baker になりきったような、ピアノトリオ作品も一枚くらい是非。聞きたい。