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人狼城の恐怖〈第4部〉完結編 (講談社文庫)

価格: ¥980
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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おもしろいですよ ★★★★☆
著者の作品は、三作目です。
どの作品も本格的なトリックを使いながらオカルトの要素を持つのが著者の特徴ですが、謎は全て論理的に解明されますし三作読んで外れはありません(今のところは)。この作品は四部で構成されており綾辻行人の「暗黒館の殺人」に匹敵する長編です。無駄に長くはありませんが、この作品においてはオカルトの要素を排除して三部作くらいにまとめたほうがよかったのではないかと思います。その方がこの小説の評価も高くなったのではないでしょうか。不満点としては、殺人の動機がイマイチ、人狼城が何のために建設されたのか不明、なところです。しかしトリックには満足させられました。気軽に「読んでみてください」とは言えない長さですが、時間があればぜひ読んでみてください。ただし超長編小説なので一気に読まないと内容を忘れてしまいます、たぶん。
動機がイマイチ ★★★★★
二階堂黎人氏…というか、蘭子嬢をこよなく愛する私としては、この4部作はかなり満足でした。
出版当時に順を追って読んでますが、やはり面白いのはこの最後の部。

城の構造などは、大体想像通りだったけれど(だって物理的にそれっきゃ考えらんないじゃん)、それでもあんまりがっかりしなかったのは、その他の「過剰なもの」がたっぷりあって、好みに合っていたからです。

正直、ドイツ篇とフランス篇は、退屈でした。蘭子が出ないので。
単なる小説として読ませるだけの技量は、この著者にはないと思うし。
然し、それがひとたび蘭子登場となると、急にキラキラ輝いてくるから面白いもんです。

この巻は、蘭子の推理や冒険が楽しく、文句ナシなんですが、いかんせん伯爵の動機がね…何だかあんまり感動しませんでした(笑)。
日本人の我々にとっては、ちょっと説得力なかったなぁ。

あと、ルーデンドルフ警部が、どうして死ななきゃいけないのか。
必然性皆無で、大いに不満。
更に言えば、警部の物言いも不満ですね。何故、黎人や蘭子に対して「お前」なのか。
最低でも「君」だろうと思う。
尤も、この著者はあんまり文章が上手くないのでね。そういうところが出るのは仕方がないかもしれませんが。

ま、不満なところは多々ありますが、それでもこの4部作は戦後の探偵小説の中で、10本の指に入るぐらいの傑作であると思います。
ダテに長くはないです。
長くて正直疲れた作品でもあります ★★★☆☆
この大長編を論理的にまとめてはいますが、本当に長かったので、正直、トリックの緻密性、論理性がかすんだように感じたのも事実です。人狼のようなオカルトの要素の必要性は個人的に大いに疑問で、第1、2部はもう少しあっさりして、四部の後半をみっちり描いて欲しかったです。
一応、四部まとめた感想です ★★★★★
世界最長の推理小説ということだけあってさすがに長かった〜四部が四部とも分厚い(汗)

ドイツ側で起こった殺人事件をまとめたドイツ編
フランス側で起こった殺人事件をまとめたフランス編
両方とも双子の城・人狼城を舞台とし、それぞれに密室殺人などさまざまな謎が散りばめられている
…ただし、どっちも似たようなものなので途中、ちょっとだれてしまいましたがね……

名探偵二階堂蘭子らが人狼城で起こったという殺人事件の謎に挑む探偵編
その大半は、人狼城における殺人事件の謎解きに割かれています

そして本書、完結編!!
いよいよ人狼城の隠された全貌と、驚くべき殺人動機が解き明かされます

…とまあ、こんな流れなんですが、ドイツ・フランス編における数々の密室の謎はもとより、人狼城そのもののトリックはホントに『凄い』の一言!!
ただ、ドイツ編とフランス編の冒頭部や、完結編のラストにおける人狼のくだりは必要あったのだろうか?(オカルトチックではあったが…)
殺人動機にしても驚きもあったが、正直、理解不能とも言えるため微妙と言えば微妙です…

でも!
世界最長といっても無駄に長いわけではなく、十二分に楽しめる満足いく出来だと思います!!
二階堂ワールドは楽しいに尽きる ★★★★★
二階堂蘭子が謎を解く!最終巻です。
蘭子が謎を解くたびにほぅとため息がでるばかり。
全ての答えがここに。
蘭子は一体どうなるのだろうか。
文庫本になってから4部までの出る間が短いような。
答えが早くわかっていいんだけど、読む側も考える間がノベルズの時のようにあってもいいかなと思います。