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グローイング・ペインズ 愉快なシーバー家 (ファースト・シーズン) コレクターズ・ボックス [DVD]

価格: ¥90,000
カテゴリ: DVD
ブランド: ワーナーホームビデオ
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   この4枚組ディスクは、2つの方法でシーバー家と再会させてくれる。第1の方法とは、1985年に放送された『愉快なシーバー家』第1シーズン全22エピソードを完全収録していること。売れないトーク・ショーの司会者だったアラン・シックのキャリアを救い、カーク・キャメロンを一躍ティーン・アイドルの地位にまで押し上げた名作シットコムをじっくりと楽しめるのだ。第2の方法とは、特典として収められている30分間近いシーバー家再結集映像で、全キャストの近影を見られること。ジョアンナ・カーンズ(仕事と家庭の板ばさみに悩む母親のマギー役)、ふっくらとして元気そうな様子のトレーシー・ゴールド(頭脳明晰な娘のキャロル役)、ジェレミー・ミラー(おませな弟のベン役)らも顔を出す。そこに脚本家ティム・オドネルも加わって、キャストが役を得るまでの話、番組の良き思い出、ファンに対する対応などが回想されていくのだ。『愉快なシーバー家』は、「グローイング・ペインズ(深まりゆく苦悩)」という原題とは裏腹に、誰も苦しめたりはしなかった。第1シーズンから人気番組トップ10にランク・インしたし、出演者たちはもともと喜劇俳優とは言いがたい面々だったけれど、シーズン終盤になると彼らの結束は見た目にも明らかで、本物のファミリーのように見える。シック演じる精神科医ジェイソン・シーバーは、シットコムの世界では異色の登場人物と言える。彼は自宅で仕事をする父親なのだ。マギーがジャーナリストの職を得てからというもの、ジェイソンは自分の部屋で精神診療を行うようになった。しかし、ジェイソンの家長としての信条は、彼の3人の子どもたちによって究極の試練にさらされる。その筆頭となるのは、マギーが“歩くホルモン”と呼ぶ15歳のマイク(キャメロン)。パイロット版エピソードでは、ジェイソンがマイクに自由な行動を認めてやるが、その直後にマイクは年上の友人のクルマで無免許運転をやって補導されてしまうというありさまなのだ。

   『愉快なシーバー家』には、子ども(特に9歳のベン)に年不相応なジョークを言わせて安手の笑いを取ろうとする傾向がある。あるシーンでは、ケガをしてジェイソンに包帯を巻いてもらったベンが、マギーに向かって「医者らしい事務的な治療だったよ」とこぼしたりする。しかし、注目度の高い家族の問題をきちんと扱っているところは評価できるだろう。第16話「ロックでフィーバー!(The Seavers vs. the Cleavers)」では、ゲスト・スターのアネット・ファニセロがめずらしく意地の悪い役に扮し、マギーを非難する。その理由は、“子どもがいちばん母親を必要とする時期”に仕事を選んだというものだ。「ウォード、私はシーバー家が心配だわ」の名ゼリフは、懐かしいジョークとして今でも人気がある。第5話「ママのあせり(Superdad!)」では、マギーの動揺が描かれる。キャロルは、身近にいるジェイソンは頼りにするのに、マギーにはアドバイスを求めようとしないのだ。エピソード終盤になっても、すべての問題が解決するわけではないという点が新鮮である。この第5話では、容姿をけなされたキャロルが一方的に想いを寄せる男の子が登場するけれど、彼がキャロルをダンスに誘いにひょっこり現れるという展開にはならない。(Donald Liebenson, Amazon.com)