テレビで人気を博した、刑事ドラマシリーズ『ケイゾク』。99年の冬にオンエアされ、奇想天外なストーリーとキャラクターの魅力でマニアックな支持を得た。本作は、その後のエピソードを描いた劇場版である。
警視庁捜査一課二係の真山徹(渡部篤郎)と柴田純(中谷美紀)は、15年前に沈没した第七神竜丸にまつわる死亡事件の謎を追っていた。そこで遭難事故が多発し、ときには島そのものが姿を消すという伝説もある小島、厄神島へと渡る。やがて、島でデスゲームが開始されて…。
本作は、是非テレビ版を観てから接することをおすすめしたい、『ケイゾク』ファンのための映画である。シリアスとナンセンスの境を行き来しながら、シュールな演出をほどこす堤幸彦監督の演出もテレビ版と変わらない。一方では、オタッキーなギャグの連発にびっくりさせられる。(的田也寸志)
見て損はないと…
★★★★☆
映画の舞台は曰く付きの孤島で前半は柴田の謎解きと後半は朝倉との闘いに決着。目前で殺人が起こっているのに逮捕できない前半。現世と常世を結び付けるという島で彼等が見たものとは…後半。全体の雰囲気が語りかけるものは意外と大きい。前半はフツーに謎解きモノとして。見て損はなし。
映像美
★★★★★
他の人が書かれているように、人を選ぶ作品かと・・
しかし、あの映像の幻想的な美しさは魅力たっぷりです。
予想外の展開にも
★★★★★
すでにテレビシリーズがあるために、説明不要の許容範囲があって、心を奪われます。
これはダメダメ映画でしょう、お客さんを無視して自己満足に陥ってしまったなあ・・・堤氏に監督させてはダメダメ!!
★☆☆☆☆
特別編までは、最高にほめまくりのシリーズでした・・・この映画は作っては、いけなかったと思います。これまでのTVシリーズの素晴らしさが、吹き飛んでしまいました。中盤からクライマックスまでが、特にひどい・・・不条理・混沌、現実と非現実、で「どうしたいの?」という感じでした。朝倉のイメージは、「野口五郎」でよかったのに・・・あのランボーは、ないでしょ(って、あれはなんの意図なの?)。とにかく映画館で観た人は、金返せ間違いないですね。あまりのひどさに、やられてしまいました・・・褒める所ないですもん!!
救いようがない
★☆☆☆☆
↑などと偉そうに言ってみます。 個人的な解釈なので悪しからず。 以下内容に触れます。
テレビ版のラストで、映画版の嘘予告が流れた。
映画では、冒頭でサバ男が見ているテレビで流れていた映像です。
正直、嘘予告の方が面白そうだった。ドラマ版の後日談としてはあっちのほうが観てみたいと思える雰囲気だった。
中盤からラストシーンにかけて、次第に演技も演出も「わざとらしく」なっていくのが燗に障る。 真山がドラマの特別編以降、なんだかショボい。
キャラクターが活かされずに空回りしているように見えて残念です。
あと「難解」とされる朝倉とのラストバトルですが、個人的にはドラマ版からして「シルバー事件」で解釈できると勝手に思ってます。
ケイゾクの雰囲気が好きな方にはオススメです。 ラストシーンが解らなかった方も、一度試されてみては如何でしょうか。
合言葉は「過去を殺せ」です。