芸人品川ヒロシが、本業のお笑いで評価されない為、自分自身のガキのどうしようもないパシリ時代の話しを漫画にした作品。原作本と漫画のドロップをしつこく会社の後輩から見て下さいと言われて読んだが、素手ゴロの喧嘩をした人間達が見れば一目瞭然で、こいつ修羅場をくぐった喧嘩をしていないと直ぐに分かった。正直、相手と殴りあいをすれば、顔や拳は腫れあがり、体のあちこちは痛いし、正直ガキの頃小さい次元で下らない事をやっていたなあと昔を振り返り思う。今、巷で地に足のついていない喧嘩を美化した漫画が蔓延しているが、実際の素手ゴロは角材や金属バット、鉄パイプを振り回し襲ってくる奴と正面切って向かうと意気がってはいるが正直怖いし、頭をかばって手でブロックしても、頭蓋骨や腕にヒビが入って病院直行と、学校では顔がパンパンに腫れて先コウに指導室に呼ばれ停学と俺らのガキの頃はカッコいい事よりも傷だらけの日々だった。今現在、かみさん、子供をもって初めて親の有り難みを知り、女房、子供を養う為必死で日々シャバの世界で仕事を頑張って地に足の着いた生き方をしている。てめえの大事なもんを守る時、筋をとうす時に腹をくくってやるのが本物の喧嘩。悪友とこの前飲んで話したが、昔話で喧嘩自慢する奴は正直弱い奴や人の話を自分に置き換えてのさばるパシリが多いと話しあったが、例に漏れず品川ヒロシも半端もんなんだろう。自分の夢を途中で投げ出し、過去に囚われている奴は正直だせえパシリだと思う。筋をとうして生きてきた人間はこんな本を見ても綺麗事にしかみえないし、不良に憧れるのは若い時のはしかみたいな事だと思う。修羅場の喧嘩は怖いし、よく生きてこれたなあと昔を振り返り自分自身思う。目標を持ってガムシャラでもいいから、地に足の着いた生き方をするべきだ。