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柳生一族の陰謀 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東映ビデオ
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   徳川2代将軍・秀忠を毒殺し、3代将軍の座に秀忠の長男・家光(松方弘樹)を推す柳生但馬守(萬屋錦之介)一派と、次男・忠長(西郷輝彦)を推す尾張大納言(三船敏郎)一派らが繰り広げる、血みどろの抗争を、当時実録ヤクザ映画の旗手として厚い支持を受けていた深作欣二監督が、まさにチャンバラ版『仁義なき戦い』といったテイストで豪華絢爛に描いた、骨太の時代劇超大作。
   多分に現代的演出と演技が劇中を占めるなか、唯一大時代的な演技を披露する名優・錦之介の圧倒的存在感が、結果として映画全体の虚構性を高めるという素晴らしい効果を生んでいるという、実に不可思議な傑作。ラストで彼が叫ぶ「夢じゃ夢じゃ!」は、当時流行語にもなるほどのインパクトがあった。柳生十兵衛に千葉真一が扮した最初の作品であり、以後この役は彼の十八番となっていくことにもなった。(的田也寸志)
こんな日本映画はおそらく二度とでてこないだろう。ありえない傑作 ★★★★★
成田三樹夫の烏丸(からすま)少将が最高にイカす!

へなちょこの麻呂みたいだと思っていたら、ものすごい剣豪。バカ殿みたいな眉毛して、片手で広く剣を持つ姿がサマになってる。成田三樹夫はやくざ映画の常連だけど、こんなにかっこいい成田は初めて見た。まずここでこの作品のボルテージが振り切ってしまった。

で、主人公(?)の柳生但馬守の萬屋錦之介、めちゃめちゃ迫力がある。尾張大納言の三船敏郎も存在感あるけど、萬屋の演技はもはや悪魔がとりついているとしか思えない。いくら若いとはいえ、徳川家光役の松形弘樹はもう完全にガキ扱い。

で、子連れ狼って、この作品からつながる話?確かに、これだけやったら、柳生一族から家族全員皆殺しにされても文句は言えんわなー。

その無敵の柳生但馬守の萬屋と、ガチンコ対決するのが、丹波哲郎!!! 丹波もそうとうコワイが、「仏に逢うては仏を殺し」を地でいく、萬屋の敵ではなかった。。。

他にも、大原麗子、ジャニーズみたいな真田広之、そして、志穂美悦子が元気いっぱいに剣を振るう。

こんな映画たぶん二度と見れない。
深作監督の手腕が光る! ★★★★★
徳川3代将軍の座を巡る内紛という史実と、柳生但馬守を中心とする家光擁立派による陰謀という虚構?を織り交ぜ、見応えのある時代劇映画になっている。
将軍家剣術指南役で強欲な柳生但馬守宗矩(萬屋錦之介)は家光を将軍に擁し、権力を掌握せんと陰謀を画策。やがて、それは幕府、浪人、朝廷をも巻き込んで行く。
凡庸な家光(松方弘樹)と利発な忠長(西郷輝彦)。血を分けた対照的な兄弟も否応なく巨大な陰謀に呑み込まれて行く。
そんな流れの中で、出雲の阿国(大原麗子)と忠長の淡い純愛絵巻も悲しい結末を迎えてしまう。

特筆すべきは、各所で見られる迫力のある戦闘シーンである。剣客の公家(成田三樹夫)、十兵衛の妹茜(志穂美悦子)、真田広之はじめJAC(ジャパン・アクション・クラブ)の面々が迫真の殺陣を魅せてくれる。
この映画以後、ハマリ役になった千葉真一演じる柳生十兵衛。孤高の剣豪として後世まで名を馳せる十兵衛だが、当初は主君である幕府と柳生家の為に、但馬守の手足となり暗躍する。だが、しかし、自分も利用されていたことを知る。
最後は、徳川幕府内に巣食う「諸悪の根源」を一刀両断し、去って行く十兵衛・・。

当時の日本映画界における名だたる俳優陣を統率し、この映画を完成させた今は亡き深作欣二監督に敬意を表したいと思います。
任侠と同じ構図の時代劇 ★★★★☆
 この映画は、僕が大学生の頃(1978年)に公開されました。それまでの東映の映画といえば、任侠映画だったのですが、その後東映の時代劇が復活。一連の監督が深作欣二でしたから、構図がはっきりしていて面白かったですね。秀忠の死因を巡り、将軍を巡る権力争いのというのは、任侠物語の構図と似た点もありますね。主演は萬屋綿之介。時代劇と言えば、この人の存在感は大きく、セリフの節回しも独特で説得力があります。柳生十兵衛の千葉真一も、油が乗っていましたし、十兵衛の片目の由来もチラリ。今や世界的スターとなった真田広之の幼い顔を見る事もできます。
 この映画が封切られた後、テレビドラマで放映されましたが、やはり映画の迫力には欠けました。ちなみに、08年にテレビドラマとしてレメイクされましたが、オリジナルを超える事ができなかったのではないでしょうか。
史実なんてどうでもいい!! ★★★★★
ワキガ臭のプンプンしそうなくらいの個性的な役者達を使って、この映画を作った深作はおそらくレロレロにイッテタに違いない。役柄も強い個性の光を放っていた。冷徹な但馬。最後にいっちゃう十兵衛。息子かわいさに泣き叫ぶ忠長の母。「但馬、助けたもれ」といいながら、浪人に斬られ「マロは関係ない」と断末魔の声を上げる公家。この映画は、セックスのピストン運動の様に僕たちを深く深く突いてくるのだ。もう快感、いっちゃうこと間違いなし!!
オチがちょっとねえ・・・・・ ★★★★☆
 東映お得意の超豪華キャストによるスーパー時代劇。しかも当時12年ぶりの時代劇復活で、製作サイドも相当気合が入ったのでしょう。最初からド迫力の展開で申し分ない。でもラストの錦之介さんの「おのおの方、これは夢でござりまする・・・」はちょっと苦しいよなあ。おそらく賛否両論なんでしょうが、私はハッキリ「否」です。脚本というのはほんとうに難しいものなのですね。

 救いは名優たちの演技。とくに公家の烏丸少将文麿を演じる成田三樹夫!!名演かつ怪演です。実録路線のイメージで見ると、腰を抜かします。この成田三樹夫を見るだけでも損をしないと思う。あとは柳生十兵衛の千葉真一、歌舞伎風の演技が浮いているんだけどカッコイイ錦之介さん、あっと驚く珍しい役を熱演の松方弘樹、ひたすら美しい大原麗子など、深作監督は役者さんたちに上手に華を持たせている。今となってはこんな映画絶対に作れません。しかも故人も多数につき必見!