「SWEET EFFECTION」という曲を聴いて衝撃を受けて以来、ずっとファンです。
今回は久し振りのリリースとの事ですが、以前と変わらずアレンジセンスが素晴らしいです。
こういう緻密なアレンジをサラッと聴かせるミュージシャンは、かなり貴重な存在だと思います。
「ひとりよりも、ふたり」のUrban Remixは、鳥肌ものです。

十代の頃にハマっていた崎谷健次郎。

当時はトレンディーな男性歌手の中にいて
尖り、時代を先取りしたサウンドを聴かせてくれていました。
今ではプロデューサーとしてテレビでも見かけたし、
柴咲コウや高橋真梨子などに楽曲提供しています。

「もう一度夜を止めて」は闘うようなストリングス、
声も変わらず透明感のある声で本当にうれしく思いました。
「Perfect Day」はフリーソウル的ビート感が気持ちいい。
驚くような展開のコードーワークは健在。
アッパーな高揚感がある、ベースラインが独特です。
「宙の鈴〜ソラノスズ〜」は文学作品っぽいノーブルな楽曲、
こういう作品は他の人ではなかなか聴くことができないと思う。

全体を通し、メロがしっかりしているから感動が残る。
クオリティーが高い本物の音楽です。
生粋のメロディーメイカー。

音楽職人渾身の一枚だと思います。

9年ぶりのアルバムが出るということで期待。
彼の作品はJポップに独特な軌跡を描いてきた。
どんな音楽をこの時代に見せてくれるのか。
早速ゲット。はっきり言って絶対買いです。
代表曲「もう一度夜を止めて」は懐かしいイメージは残されつつ
綿密なアレンジが施され、生まれ変わっている。
他の曲は懐かしいのに、まだ聴いた事のない新しい耳当たり。
どの曲もアレンジが秀逸だ。
もうおじさんなのに（失礼！）まだまだ新しい
領域を探している崎谷に脱帽。
聴くほどに発見がある。

オススメは「RESCUE」「宙の鈴」
「RESCUE」は無性に切なくなるし、
「宙の鈴」は名曲だ。
「ひとりよりも、ふたり」のリミックスも
全盛期の崎谷を彷彿させるかっこよさ。
こういう曲を書く人がいてくれてよかった。

とにかく期待を裏切らない
何度も聴きたくなる一枚です。