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キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

価格: ¥756
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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一気に読了することをお勧めする ★★★★★
2年3ヶ月と2日前に失踪した娘 バレリーの捜査を担当することとなったモース警部。

生きているのか、死んでいるのか。生きているなら、どこにいるのか。死んでいるとすると誰に殺されたのか。死体はどこか。捜査の途中で発生した、関係者の殺人事件もあいまって、二転三転する、仮説、検証、仮説の再考、再検証、また再考 ・・・

妄想するがごとくの推理と、暴走するがごとくの行動力。決着をみたかに見えて、裏切られ、読者は、モースとともに混乱の極みとなる。(33分探偵じゃないけれど)地味な事件をよくここまでもたせたと、作者の力量に脱帽。

『ウッドストック行最終バス』も同様だが、時間をおくと、何がなんだかわからなくなると思うので、一気に読了することをお勧めする。

モース警部シリーズの最高傑作 ★★★★★
普通の推理小説は推理が二転三転するだけだが、
デクスター作品は四転五転六転して、
論理の迷宮に訳が判らなくなって、
読後に真犯人をすぐ忘れてしまうが、
この作品の真犯人はいまだに覚えているので、
モース警部ものの最高傑作と認定致します。
敵味方善悪より、知力教養のレベルが高い存在を尊重するデクスターの趣味が出た名作。
モース警部だけが面白い ★★★☆☆
「ウッドストック行き最終バス」に続く作者の第2作目。作者はクロスワード・パズル(イギリスでの人気は日本では想像できないくらい高い)の鍵作りの名手としても知られている。デクスターはクィーン等の古典的本格派の後継者として日本でも人気が高い。だが、私の評価は低い。デクスターの小説で面白いのは、普通の事件を独自の推理で難解な事件にしてしまうモース警部の性格・行動ぶりだけだ(我が黒星警部に似ている)。前作にしても、本作にしても警察が普通の捜査をすれば、すぐに解決してしまう類の事件なのだ。そして、本作が致命的なのは、最後の解決(これがモースが途中で発案する突拍子もないアイデアに優るとは言えない)に至る論理的推論に誤りがある点だ。本作にしても、前作にしても見掛けだけ立派な作品をすぐ褒めてしまう日本ミステリ界の評者に問題があるのではないか。
モースの推理に振り回されよう! ★★★★★
デクスターの「モース主任警部」シリーズの代表作。
二年前に失踪した娘、バレリーの調査を引き継ぐことになったモースは突然「彼女は死んでいる」と言い出し、調査を始める。

この作品の最大の特徴はモースが次々に仮説をひねり出す所にある。
数少ない証拠から想像力を働かせ、とっぴながらも思わず膝を打ってしまう推理を次から次へと披露しては、あっさりと崩される。
それでもモースは懲りずにまたとっぴな推理を考えるのである。

何度も繰り出される推理とどんでん返しに振り回される、そこにこの作品の最大の楽しみがあると思う。