なかなかよかったですよ
★★★★★
4人のトロンボーン奏者とピアノ、ドラムス、ベースの編成による「スーパー・トロンボーン」による最新作です。
「サウンドトラック」で有名な曲に対してデビッド・マシューズがオシャレなアレンジを施しています。
4本のトロンボーンによるジャズという企画を考えたプロデュ-サーの発想がユニークでしたが、うまくハマッていますね。
昔、4本のトランペットによる編成だったチェイスの「黒い炎」を聴いた時は衝撃でしたが、スーパー・トロンボーンの音楽を聴いた時は感心しました。なるほど、これだけジャジーな雰囲気がだせて、温かみのある分厚いハーモニーを創れるなんて。とても新鮮な驚きでした。
3曲目の「ソウル・ボサ・ノヴァ」のトロンボーンパートの譜面がCDのリーフレットに掲載されていますので、ブラスバンドに所属している高校生でも吹けるようになっています。
もっとも、細かいフレージングは書かれている楽譜から読み取らないといけませんが・・・。
これだけの演奏を全曲、初見でレコーディングしているとありましたが、スーパージャズミュージシャンのテクニックには脱帽です。
「スタンド・バイ・ミー」のノリもよかったですし、「110番街交差点」でのバストロンポーンのソロが印象的でした。