サッカー好きの素人が記した紀行文みたいなモノですね。
オレの期待が高すぎたか・・・・
訪問国それぞれのもう少し突っ込んだレポートが入っていればなー、と。

旅とフットボールという言葉が当てはまる内容。
マニアックなフットボールの話は無く、旅と言う切り口からフットボールを理解する事ができる本。
一方、フットボールを通じて、旅の良さを理解できる本。
子の本を手にとった人は、blogを読んでほしい。
旅をしたい
フットボールを感じたい。
そうなる事を保証できる。

30過ぎの若者二人が、南アフリカワールドカップ出場32カ国を
開幕前の一年間で巡礼した記録。
ネタとしてこういうことを思いつく人はいても、仕事を辞めてスポンサーも付けずに
個人で本当に実行してしまうところがすごい。

内容は、サッカーフリークに向けた本というよりは、紀行文として普通に読めます。
普段サッカーに全く関心のないうちの奥さんも、本棚に置いておいたら
いつの間にか読んでいたようで、面白いと言ってくれました。
サッカー好きでない人も敬遠せずにぜひ読んでみてください。

この本で興味を持った方は、彼らのブログを読むとよりリアルにその旅を
感じ取ることができます。動画もあるのでおすすめですよ。

もともとブログのファンで本も購入しました。

サッカーはオフサイドをやっと覚えたレベルで
ビジネスのこともよくわかりません。。。
無類の旅好きなもので、筆者のお二人とは
「旅が好き」という共通項で繋がっていると思います。

世界中の様々な国に住んでいる人達が
日常をどのように過ごし
身の回りで起きていることに何を感じ、どんな考えを持っているか
32カ国分垣間見ることができて楽しめました。

私も世界一蹴したくなりました。

とにかく面白い！ワールドカップの試合をテレビ観戦するたびに、この本をめくりその国を再度確認しています。
他のジオグラフィーの類を片手に観戦していましたが、この本はいままでになく親近感があり、
自分まで旅している気分になれ、よりその対戦カードに思い入れをもって観戦することができます。
一年もかけて出場国３２カ国をただ単に観光地をめぐるのではなく、その国のサッカー観戦や協会訪問、
現地の方々との交流など、さまざまな面からその国を紹介しているので、奥が深いです。
この本を読むとワールドカップがいかにその国が威信をかけて出場してきているのか、この32カ国に選ばれるまでに
どれほどの過酷な戦いを勝ち得てきたのか、そしてやはり世界最大のサッカーイベント、いやスポーツイベントである
ことを改めて感じることができます。
著者のLiberoのお二人はフリーランスコンサルティングの仕事をされているようですが、彼らの今まで生きて生きた人生と、
一期一会の気持ちで旅をする気持ちがあるからこそ、現地での予期せぬ触れ合いが生まれるのです。
ワールドカップを２倍、３倍楽しむために、観戦のお供にお勧めできる作品です。