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Shine

価格: ¥2,469
カテゴリ: CD
ブランド: Umtv
Amazon.co.jpで確認
02年のアルバム「Travelogue」を最後に引退を宣言していたジョニ・ミッチェルが5年ぶりにカムバックを果たした。復帰第1作となる「Shine」は、シックに洗練されたサウンドメイクと、'00年代の世界の現状――もちろん、それは決して希望に満ちたものとはいえない――をはっきりと見据えたうえで、光(Shine)の存在を見つけようとする態度がひとつになった、本当に素晴らしいシンガーソングライター・アルバムに仕上がっている。9つの新曲に加え、代表曲「ビッグ・イエロー・タクシー」のセルフ・カバーなどを収録した本作には、ストーリーテラーとしてのジョニの魅力をあらためて示すとともに、人生の機微をたっぷりと感じさせてくれるボーカリゼーションからは"もしかするとここから、ジョニの新たなピークが訪れるのではないか?"という予感がまっすぐに伝わってくる。こうなったらぜひ、ライブを観たい。できたらフジロックで。(森朋之)
legendary singersongwriter ★★★★☆
北米が誇る偉大なシンガーソングライター、Joni Mitchellの新作。一部がセルフカヴァーですが、内容はオリジナルアルバムです。全体の感じとしては実験的というよりむしろ、手堅く作られたフォーキー&ジャジーで期待通りのJoni Mitchellが堪能できます。グラミー賞獲得のOne Week Last Summerではバックコーラスがふんだんに使われ、柔和な音作りが光ります。数年前に業界からの引退を示唆していましたが、63歳になってまだ衰えを見せない彼女の創作意欲の高さには感服。
まるで絵画を描いているような... ★★★★★
一曲目の、One Week Last Summer は、2007年のグラミー賞で、「Best Pop Instrumental Performance」を受賞したとのことである。
絵画を含めて多彩な芸術家でもあるジョニのこのナンバーから伝わってくる感覚とは、最初に目の前にあるものは真っ白なキャンバス、そこにこの約5分の間にすこしずつ輪郭や色彩が描かれて行って、ひとつの絵画が出来上がっていく、そんなものだ。
もちろん、このアルバムは音楽なのであるが、音楽を聴いている、というよりは、このように絵画が描かれていく場面にいるような感覚であり、まさに芸術的な経験をしているようである。こういう感覚は、このアルバムでもっともはっきりと感じられた。
目の前に、画家が、つまりジョニがいる、という感覚だ。
ほとんどすべての楽器をジョニが演奏している(このことにも驚いたが)ことも手伝っているが、本作品では、ジョニは、聴き手との距離を圧倒的に縮めることに成功していると思う。
35年以上変わらぬ創作力、歌詞つき ★★★★★
1971年の名盤『ブルー』を聴いたあとにこの作品を聴きましたが、35年以上変わらぬジョニの創作力に驚きました。ジョニと同じくカナダ出身のニール・ヤングにも共通しますが、カナダ出身のシンガー/ソングライターとして、あたかも、アメリカもより肌寒い辺境で、アメリカという中心を横目に見ながら、マイペースで淡々とフォーキーなグッド・ミュージックを奏でているかのような独特の雰囲気に引き込まれますね。それでいて、歌詞には、戦争や環境破壊を憂う切迫した情動も表現されています。
歌詞つき。スーパー・ジュエル・ケース仕様。ジュエル・ケース仕様の日本盤にボーナストラックはないので、輸入盤でもいいのではないでしょうか。
期待通りの出来。 ★★★★★
待ちに待ったジョニ・ミッチェルの新作。予想にあった様にシリアスな内容だが、ジョニの世界を見事に具現化している。一曲目はインスタルメンタルで始まり、作品への期待が徐々に盛り上がっていく見事な演出で幕が開ける。一つ一つの音を丁寧に積み重ねながら、彼女の世界を築き上げていく様は、全くもって年齢の衰えなどを一切感じさせない。ジョニ・ミッチェルの凄いところは、誰にも媚びることなく、且つ嫌味なく、自分の世界に人を引き込むエネルギーである。年輪を重ねても、その音楽は先鋭的であり、優しく魅力的である。今作品が、ミュージックシーンにおいて、今年最大の出来事である間違いないことである。
期待通りの作品。 ★★★★★
待ちに待ったジョニ・ミッチェルの新作。予想にあった様にシリアスな内容だが、ジョニの世界を見事に具現化している。一曲目はインスタルメンタルで始まり、作品への期待が徐々に盛り上がっていく見事な演出で幕が開ける。一つ一つの音を丁寧に積み重ねながら、彼女の世界を築き上げていく様は、全くもって年齢の衰えなどを一切感じさせない。ジョニ・ミッチェルの凄いところは、誰にも媚びることなく、且つ嫌味なく、自分の世界に人を引き込むエネルギーである。年輪を重ねても、その音楽は先鋭的であり、優しく魅力的である。今作品が、ミュージックシーンにおいて、今年最大の出来事である間違いないことである。