HBR読者@三島
★★★☆☆
どの論文も基本となる論文を読み替えてだけの内容となっている。
新しい論文はなし。
ただ、その中でも「不況期の営業戦略」は唯一参考となった。
が、当たり前のことで、不況期だからということではない。
不況でなくても。。。
★★★★☆
「不況期の戦略」と銘打たれた1冊であるが、
今回はそれほど学びに通じる論文がありませんでした。
多分、不況でなくても正しい戦略、フレームワークが並んでいます。
2番目の論文では、
「キンシャサの奇蹟」からAgilityの重要性を取り上げていますが、
「吸収性」、とても参考になりました。
■今一度、大野耐一に学ぶべし!
★★★☆☆
−ざっと読みましたが精読するに値したのは1カ所のみ。
・「いたずらに縮小均衡に走ってはならない実需は後退していない」
物理学者:エリヤフ M.ゴールドラット さんの項です。
・エリヤフ M.ゴールドラットは名著、『ザ・ゴール』シリーズの著者です。
・内容は、今回の不況は「100年に一度の未曾有の危機」といわれているが、業界にばらつきがあるものの、大方の予想よりも実需の回復は早いともいう。その為
・ちぐはぐなサプライチェーン内の動きを解消する必要がある。
・少量かつ高頻度の需要に即時対応できるリアルタイム生産体制を「発明」する必要がある。
・生産の二大革命とは、フォード方式とトヨタ生産方式(TPS)
−その後者のTPSに今一度、学ぶできだ、との提案
=つまり、大野耐一に今一度学ぶ必要がある!
−TPSの本質は、在庫を
×:資産 → ○:債務 へと発想の転換をしたこと
▼
・TPSが生まれた背景
−フォード方式(=ベルトコンベアー)が適しているのは
単一大量生産に限定される
−トヨタは少量で多品種の生産をする
−トヨタにあった手法の開発が必要
−トヨタは生産ラインの改善によって得られるものがフォードなどよりも
格段に大きかった
▼
・今、求められていること!(上記をトレースすると・・・)
−TPSは安定している環境で効果を発揮する
−現在は不安定な環境下にある
−TPSに基づき不安定でも効果を発揮する手法を開発するべき
−生産ラインの改善によって、これまで以上に多くの効果を
得ることができるはずだ
という思考順序のようです。そんな提言でした。
(内容にキレはありませんが、シンパは感じました。)
初めて買いました
★★★★★
「2000円の雑誌」ということで、これまで購入することがためらわれていましたが、今回はテーマがテーマだけに、清水の舞台から飛び降りたつもりで買ってみました(考えてみれば、本を買うのと同じなんですね)。もっと難しくて、専門知識がないと読めないのかなと色眼鏡で見ていましたが、翻訳なのに読みやすいし、誌面もフレンドリー。特に「不況期のマーケティング」が役に立ちました。ちょっと元気が出ました。