ロシア発、かわいくて胸にキュッとくる感動と勇気をくれる人形アニメ。オレンジ箱に入ってジャングルからやってきたチェブラーシカは、頼る人もおらず、電話ボックスで暮らす始末。ワニのゲーナが貼った「友だち募集中」のチラシがふたりを引き合わせ、小さな冒険が始まる…。
正体不明ゆえ動物園にも受け入れ拒否されたチェブラーシカ、ワニとして動物園に勤めるが孤独に悩むワニのゲーナ、有名になるためにいたずらに命をかけるおばあさんのシャパクリャクなど、メインキャラははずれ者ばかり。でも、楽しくなりたい、孤独でいるのはイヤだ、と切実に望み、精一杯生きている。その姿には不思議な暖かさがあり、心の底にある寂しさをじんわりと潤してくれる。
物悲しさと懐かしさをはらんだロシアの音楽もいい。短編だが3本とも密度が濃く、何度見ても飽きないハズ。(茂木直美)
そこはかとなく…
★★★★★
そこはかとなく寂しく、そこはかとなく温かい。
チェブラーシカの優しさ、ゲーナの面倒見の良さ、そして楽しい仲間たち。
ゲーナの歌う歌は、全てが心に響きます。ロシアで長く愛されているのが
分かります。
あ
★★★★★
スイーツ(笑)に人気があると言うからみてみたが・・・
んーソ連は金ないのかな。コマ撮影とか乙って感じで。アメリカなら振るCGでやってしまいそうなアニメ。
つかつか主人公(?)のチェブラーシカが一切かわいくない。これで歓喜してるスイーツ(笑)はなんだよ。
ワニがナイスキャラだからいいんだけど。
噂では共産主義のプロパガンダwwらしいが、んー確かに人の土地に勝手に子供たちの遊べる家を造ろうとか、ぽいなーという場面はあったあなあ。
古き良きアニメ。
★★★★★
最近のCGを駆使したアニメもそれはそれでいいものがありますが何か物足りなさを感じるのも事実です。
その物足りなさを見事なまでに埋めてくれたこの作品。
その違いってなんだろうと考えた時行き着いたのは、コンピューターというものを使っていない、製作した人間の息吹までも感じられる世界感があるからだろうな、ということでした。
人形から背景から、物語全体を通しての手作り感が、人間の感情をどこか遠いところから揺さぶっているのかもしれません。それは哀愁であったり温かみであったり懐かしさであったり…。
逆に今の世には新鮮なアニメなんじゃないかなと思います。
文句なしの星5つです。
ゲーナの孤独
★★★★★
この作品、もちろん可愛いのですが、全編に漂う物悲しさが魅力です。50歳のワニのゲーナは天涯孤独で、友人もいません。趣味のアコーディオンの弾き語りも、妙に哀愁を誘います。やっと出来た孫みたいな年齢の友だち、チェブラーシカをとても大切にします。バカにされたり、だまされたりしながら真っ直ぐ生きるゲーナが好きです。
環境問題。
★★★☆☆
作品中、工場の廃液のために川が汚れている・・・というシーンがあるのですが、当時のヨーロッパでは実際にあった問題で、水面で採取された水で汚染濃度が計られていました。そのため各工場は水面下の深いところに排出口を置いて、処理せずに廃液を流していたのです。それを見つけたワニのゲーテが・・・☆☆☆