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Live Over Europe

価格: ¥1,755
カテゴリ: CD
ブランド: Atlantic / Wea
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往年のファンには涙が出そうなくらい見事にジェネシスである ★★★★★
2007年6月-7月、いわゆる『ターン・イット・オン・アゲイン・ツアー』を収録したライヴ・アルバム。1996年に脱退を表明したフィル・コリンズのあとを受け、後任のボーカリストとして全くの無名だったレイ・ウイルソンを迎え、1997年に新生ジェネシスとして『コーリング・オール・ステーションズ』を発表したわけだが、フィル・コリンズの後釜が勤まる訳もなく、1998年には活動停止したジェネシスが、2006年11月7日、フィル・コリンズ、トニー・バンクス、マイク・ラザフォードの3人で再結成後のツアーである。もう、往年のファンには涙が出そうなくらい見事にジェネシスである。

聴くほどに確信するのはフィル・コリンズのボーカルは、聴くものを元気づける、ということだ。ブランドXでも魅せてくれたようにドラマーとしても超一流だが、トニー・バンクスの創り出す『テクスチャー・オブ・サウンド』の中に朗々と響く、鼓舞するようなボーカルは唯一無二のものだと思う。『インヴィジブル・タッチ』の『タッチ・イェー』が大好きである。

この後、2008年にフィルがレコーディング、ライブからの引退を表明し、その後脊髄手術の後遺症で手の動きに支障が出てしまったことで、このアルバムがジェネシス最後のアルバムになってしまったようだ。あのすばらしいドラムスをもう聴けないのかと思うと非常に淋しいが、せめてボーカリストとしてだけでも、チェスター・トンプソン、ビル・ブラッフォードのアシストの元、また聴きたいと思うのはぼくだけではないだろう。フィル・コリンズは今59歳のはずだ。老け込むにはまだ早い!!
随分と普通に聞き易くなったSeconds Out ★★★★☆
一曲目のDukesから紛れも無いGenesisのライブの音なんだけど、結構マイルド味仕上げです。
BanksのシンセもRutherfordのベースとギターもTompsonのドラムスも昔のまんまなんだけど、Philの声の出し方が大人しいのと、全体にペースがゆっくりでSeconds Outの様なジェットコースター感がやや少ない。(逆に言えば聴き疲れしない)
5人組のライブでこれだけのド迫力の音と正確無比の演奏を出来るバンドは他にはいないと思うけど、ハケットのギターがない分アクが無いというか凄く普通の音になっている。
普通のが好きな人とかGenesisに馴染みのない人にはこちらの方が気軽に聞けると思う。車で掛けるならSeconds Outよりもこっちが良いな。運転に集中できるから。部屋で集中してのめり込んで聴くならSeconds Outかな。When In Rome 2007ってDVDが2月に出るらしいけど、やはり絶対に買う。