教則本とのセットで販売された企画物のＣＤです。教則本のほうはもう手に入りませんが、本ＣＤ内封の解説書に簡単なエフェクター接続図とコメントが載っています。

意外にもシンプルな構成ですが、出てくる音はまさしく、高中サウンド、高中節です。ギターはストラト、ＳＧ、どちらも半々の割合で使用されています。

冒頭、ビリーズィンでの柔らかなテープエコーサウンドがいいです。ブルー・キュラソーのサンバのリズムに乗って、繰り出される３度でハモるフレーズも高中らしいフレーズです。ウィアー・オール・アローンのプレイも素晴らしい。教則用は別にして、これだけで心地よくリラックスして楽しむことのできるＣＤです。

２０代半ば、教則本＋このカットを購入して、高中流エフェクターの極意を
極めようと頑張りましたよ。でもね、このオン・ギターは当時の私の感受性

に非情に心地良く流れ込んできて、マスターするどころではありませんでした。LPまで買っちゃったくらいですからね。高中の通常のアルバムと同じ位置で見てましたよ。そう言えば当時、某AMラジオ局の首都圏の交通情報のバックにBLUE CURACOUとRAINBOWが必ずかかってましたよね。（笑）もっともっと世にはびこって欲しかったアルバムでした。今でも思いは変りませんね。

これ、もともと教則本と同時発売された企画ものです（ちなみに僕はベーシストなので、後藤次利さんも持ってます）。だから知らないファンの方もいるのでは？全曲インストで、サウンドは高中さんならではなので、必聴ですよ。バックも文句ないし。個人的には、ボズ　スキャッグスの「Ｗｅ　ａｒｅ　ａｌｌ　ａｌｏｎｅ」が一番好きです。原曲が大好きなもんで。これ、教則本は、エフェクターの教則本なので、本当に色々なサウンドが楽しめ、ギターの可能性の高さがよく分かります。むろん、レコードとしても十分楽しめるので、知らなかった方、未聴のかたには、大いにお薦めします。

つのだ☆ひろのドラムス・アルバム、後藤次利のベース・アルバムと共に
リリースされた企画アルバムですが、TAKANAKAがよく使う節回しが随所
に出てくるので、もはやカヴァーアルバムといっても良いでしょう。
ＥＷ＆Ｆの人気曲の７はリズムギターを弾く上で参考になりました。
ラストの「WE　ARE　ALL　ALONE」のギターソロはしびれます！

元々はギターエフェクターの教則本用に企画されたものですが、サンタナ、ビリー・ジョエルのカヴァーなどオリジナルアルバムには無いどことなくリラックスしたプレーがナイス！特にアルバム唯一のオリジナル曲レインボーは名曲です。しかも、このＣＤでしか聴けません。高中ファンなら必聴の1枚です。