この本を知るまでは毎月ホントに辛くて会社も休みがちでした。今は飲み始めて約半年ですが会社も休む事なく働く事が出来てホントに助かってます!小濱先生に感謝してます。

　この本は、ＣＡ１２５という腫瘍マーカーの測定値を基に、ピクノジェノールの効果を宣伝しているのですが、私はここに疑問を感じます。この腫瘍マーカー、確かに子宮内膜症患者では「高くなる傾向が見られる」ものですが、重症でも低い人もいたりして、あまり当てにならないものだからです。

　ちゃんとピルや手術といった治療を受けた上で、試してみるのは悪くないと思いますが、この本のタイトルに惹かれる人って、そういう治療はイヤな人が多いですよね？それは危ないと思います。

　そういえば、ザクロブームも去りました。こういう本を見ると「この著者、来年あたりは別のサプリの宣伝本書いていたりするんじゃないかな？」といつも思ってしまいます。

妻が子宮内膜症と診断されたことをきっかけにこの本に出会い、
ピクノジェノールを購入して飲みつづけています。
妻の場合、重度な癒着がありまして、結果２００２年の暮れに手術をしました。
手術方法は｢腹腔鏡手術｣というものなのですが、それもこの本から学びました。
当初の担当医は開腹手術を提案していましたが、
体に掛かる負担からみても、最良の選択が出来たと思っています。
ピクノジェノールの効果のほどは不明のままですが、
病気を知る上でも有効な１冊であると思います。

　サプリメントは子宮内膜症の病巣には効きません。症状が軽快する人はいるかもしれませんが、その場合も癒着が消えたり、病気の進行が止まるわけではありません。この「病巣の状態と症状は全く違う」という子宮内膜症の基本を理解した上で読まないと危険な本だと感じました。とくに、必ずしも病巣の状態を反映しない腫瘍マーカーCA１２５の値を使ってピクノジェノールの高価を議論しているのは素人に誤解を与えると思います。
患者の１人として私は、この本を過信したばかりに、いたずらに病気を重症化させてしまう人が出るのが心配です。サプリなどによる対症療法は、あくまでも、通常の西洋医学にプラスアルファする話として読むべきです。