日本だけの事柄に終始しているのではなく、日本に影響を与えた海外の思想なども取り入れられており、そしてその時々の時代背景(民衆の生活など)が何を必要としていたのかが、歴史の流れの中から読み取る事が出来る。
現在、日本社会が抱えている教育の問題は数多くあるが、その日本を知るにはやはり過去の教育に関する紆余曲折を知る必要があるであろう。そこからひらける展望を持って、現在を見つめなおすべきではないだろうか。
また、巻末に掲載されている年表や、索引などを利用すれば更に理解を深めやすくなるのではと感じた。