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アルバローズの猫 1 (ガンガンコミックスONLINE)

価格: ¥690
カテゴリ: コミック
ブランド: スクウェア・エニックス
Amazon.co.jpで確認
期待外れ ★☆☆☆☆
イラストレーターとしての作品は、雑誌などで何年か前から目にしていたのですが、漫画を読むのは今回が初めてでした。

読み終わっての感想ですが、コマ割りやページの使い方など、楠本まきさんの作品(特に短編集の5巻目)によく似ているなあ、という印象を受けました。
しかし、全体的に読みにくい箇所が多く、所々何回も見なおさないと、場面がよくわからないところもありました。
そのせいか登場人物の感情や魅力のようなものが伝わってきませんでした。
前頁カラーですが、色を頻繁に代えているので、目が疲れてしまいました。
個人的には、何ページかで色を統一するか、モノクロの方が殺伐としていて良かったのではないかと思います。

結局、あまり深く作品の世界に入っていくことができないまま、作品を読み終えてしまいました。
著者の考えがたくさん詰め込まれているということはわかりますが、読者のことをもっと意識して描いてほしかったです。
不思議系というよりも、ただ単に理解しずらい作品になっているだけだと思いました。
著者の絵が好きなだけあって、正直残念な部分の方が大きかったです。
というわけで、この評価を付けさせて頂きました;
失敗 ★☆☆☆☆
主人公の心情ばかりが綴られている。背景はほぼ無し。
輪郭の線がとても細く(強弱が無い)、なにが描いてあるのか判らない箇所がある。

…などが重なり、残念ながら話が全く頭に入って来ませんでした。
絵柄は好き嫌いがはっきり出ると思いますが、私には合いませんでした。
ささっと息抜きがてらに描いたものに色を乗せただけ、と感じてしまいました。

そして値段か最大の難点。

好みが分かれるかと ★★★★☆
 フルカラーということもあり、厚さの割りにお値段は少々高めです。普通の単行本よりも薄いくらい。
 カラーといっても色は抑え目なので、その点では読んでいて疲れるということはないかと。
 絵柄は好みがかなり分かれると思います。細部まで描き込むというよりはシンプルな描き方です。
 好きな人にはたまらない絵柄・世界観ですが嫌いな人にはみにくいかな・・・?
 キャラクターも頭のネジが一本外れたような物語の司会者やまっすぐな女の子など、私にはかなりツボでした。

 さらっと読むというより時間をかけて何度も読み返したくなる作品です。逆にいうとじっくりと読まないと解りにくい部分もあり。
 余分な説明や描写はないかわりに主人公の独白(モノローグ)が多いです。
 そういった独白や表情以外のところで心理描写がされています。もちろん表情もちゃんとありますけどね。 
 各話の最後に入っているオマケ漫画が可愛くて、ちょっと重たい展開になっていても息抜きができます。

 上にも書きましたが好みが分かれると思います。
 環境が整っていればネットで読める(無料)ので、不安な人はそっちをためし読みしてみてはいかがでしょうか。
 内容は大満足だったのですが、仕方ないとはいえやっぱり少し高いので☆ひとつ減らさせていただきました。
 ちなみにカバー裏は特に面白いものはなかったです。
画面が目を引く ★★★★☆
殺し屋として存在してきた主人公・アルバローズ(アルバ)が、ちょっとした偶然と気紛れで売られかけていた少女を拾う。
少女といるうちに、これまで淡々と生きてきたアルバの心に小さな揺らぎが生まれた。
その揺らぎが、アルバにとって「正しい」方向に向かうのか、「間違った」結果に向かうのか…それを「観賞」する物語です。

明確に何処のどういう世界、という説明はなく、ダークゴシックな雰囲気のおとぎ話のような感じです。

漫画は、フルカラーという珍しい形態。
フルカラーとは言っても色は2,3色が基本と抑え目で、お話の雰囲気とマッチしています。
斬新で効果的な演出だと思いますが、漫画として見るにはちょっと見づらいかも、と…思いました。
コマにアップが多く、背景が少ない、ストーリー進行においては独白が多い(字が多い)というのも見づらい要因かと思います。画面に押されて話がうまく入ってこないので、そこは少しもったいないなと…

ただ、個性的な絵柄と大胆な構図は見ごたえがあります。
画面に多用される黒色の使い方も見事で雰囲気がたっぷり出ていますし、作者さんの手腕を楽しむという点では効果的。
また先ほどマイナスとして表現はしましたが、アルバの心情の変遷は重要ですし、これらの読みづらさを一度飲み込んでしまえば、じっくり楽しめると思います。

ダークファンタジーが好きな方、個性的な作画を楽しみたい方、
(青)少年と子供、また猫(猫耳)や天使、などモチーフ好きにはたまらない感じかと。
「でも僕はやはり殺人者(シリアルキラー)の猫だ」 ★★★★☆
 表紙とオビの絵に惹かれて購入。オールカラーというからみっちり塗られてるのかと思ったら違った。ポイントポイントに色が付いてる感じ。
「羽根を売られた天使」というのにインスピレーションを受けて、小説を書いてみようとしてみたり。
 殺し屋という家業に迷っている主人公がいい感じ。人を殺すキャラは「楽しむ」か「迷う」かして欲しい。何も感じずに淡々と殺しをするキャラはあんまり好きくない。
 なかなかの良作でした。続きが出たら買います。