一か月ほど前、このシリーズの３作目と思われる「辻すずらん編」のレビューに書いた問題点が、そっくりそのまま解決されててビックリ。制作者の方が読んでくれた？…いやいや、そうすぐに反映してくれるもんじゃない。熱心な購入者が、最初の作品からメーカーに要望でも送ってたのかも。同じバーチャル主観が好きな人は、求めるものも同じなら嬉しいね。

　まずBGMが一切なし。ムードのないBGMの音量が大きくて、効果音や音声をじっくり聴けないよりかは、絶対こっちのがいい。

　次に「あなた目線」。行為の体勢によっては、逆に「あなた目線」だと面白みのない映像になってしまったりもするので、さすがに完全に徹底するのはムリだが、それでも男のむさ苦しい裸体を一切映さないようにしている（当然、目無しの顔も）。次回作からもこれは継続してほしい。

　ダブルパイ○リ（＋フェ○）も「あなた目線」でそれなりに長く味わえたのはよかったが、本番エッチは、二人の胸がこすれあうカットとか、どうも映像がレズプレイっぽくなってしまって、「ふたりいっぺんに」味わえる３Pならではの興奮は物足りなかった。しかし、それを表現しようとすると、どうしても男を表示しなくてはならなくなる場合もあるわけで。難しいね。

　あと、自己満足な視点切り替えもまだ気になる。片方の姉がパイ○リしてくれてるときに、もう片方の姉が不機嫌な顔になっていく様子をいちいち見せなくていい。そんな情景描写を楽しみたくて買ってんじゃないんだから。パイ○リの映像は維持しなきゃ。作り手が物語性の演出をしたいのは分かるが、せっかく、そこを重視する他のメーカーとは一線を画するシリーズを出してんだから、コロコロと視点を変えて作家ぶるより、このシリーズのファンが望むような映像を長時間固定して見せたりするほうが、絶対オンリーワンのシリーズとしてファンを増やしていくと思う。頑張れ！ちちのや！