知識人の常識をわけてもらおう。
★★★★☆
著者は若手の医学部教授。若手とはいえ、医学部の教授となるには大変な努力と勉強の積み重ねがあります。森千里氏はたんなる医学の研鑽だけでなく、様々な経験や知識を重ねています。
大学教授に限らず、研究者は研究がライフワークですから知識があって当たり前ですが、その知識や成果をどのように知らない人へ伝えてくれるかがもっとも大きな業績になると思います。
学ぶ時間、理解する時間もない私たち「フツウ」の人間へ、惜しみなく知識と経験を与えてくれる著作です。軽いコラムとして読むもよし、この内容からもっと突っ込んで興味を探るもよし、です。