無教養人には無理な作品
★★★★★
時代劇でありながら本格ミステリーでもあるという、傑作。ただ、歴史音痴の無教養人には難しすぎる。「私は歴史には疎いです」という人には勧めないが、歴史好きには文句なしにお勧め作品。
途中で断念しました
★★☆☆☆
室町時代に精通しているのはわかる。
しかし、あまりに難解すぎる。
私みたいな馬鹿な読者に無理強いしないで欲しいです。
もっとわかりやすく書いてくれないと、大多数の読者は逃げていくと思う。
実際、レビューもこれで3件しかないし。
もったいないと思う。
教養人なら楽しめる室町ミステリー
★★★★★
珍しい室町時代を描く時代小説。
室町幕府が成立して10年。
まだ戦乱の匂いがそこかしこにします。
検非違使の清原龍雪は、不可思議な歌に乗せられて
鬼殿に出るといわれる化け物見物に出かけます。
検非違使随一の臆病者であるのに。
物語は、一人の遊女の死と、
戦乱に巻き込まれた夫を追って諸国を
10年旅する女着草(つきぐさ)の物語をたどりながら
遊里での遊女殺害事件を紐解きます。
巧妙に張られた伏線。
見掛け倒しの臆病者の検非違使に
見目形も才気も並外れた持ち主の検非違使判官、
その妻は銭姫とあだ名されるしまり屋の醜女。
といった登場人物のおもしろさ。
室町の時代小説なので言葉など、
ややとっつきにくいけれど
読み始めたら止まらない。
複雑に絡まったミステリーもはらりと解け、見事です。
話が面白いかどうかを言う以前に、
★★☆☆☆
漢字が多すぎて読みにくいっ!
あちこちで読めない漢字に突き当たって、とてもストーリーを追ってられない。
たのむからルビふってくれ・・・最初の一回目だけでなく、出てくる度に!
ちなみに、俺が読めなかった漢字(名前含む)は、
蚕児(さんじ)・薙王(なぎおう)・哥貴(あにき)・妓(おんな)
・襤褸(ぼろ)・破落戸(ごろつき)・巫山戯る(ふざける)・蔀(しとみ)・・・等々だ。
いちいち辞書で調べろというのか? それとも読解力のない読者はお呼びでないの?