直木賞候補になった文学寄りの奇妙な味の短編集
★★★☆☆
「友達はどこにいる」
「回転扉」
「ネコのいる風景」
「撃たれる男」
「ねじねじ」
「少女と武者人形」
「カトマンズ・ラプソディ」
「遭難」
「泣かない子供は」
「壁の目」
「ホテルでシャワーを」
「ラスト・オーダー」
「十三時の時計」
「思い出酒場」
「暗い夜、悲鳴が聞こえる」
「織女と牽牛」
「ネコ・レター」
「生まれながらの敵」
「硬貨をもう一枚」」
「狼がきた」
「旬の味」
「犬を連れたおじさん」
「カレンダー・ガール」
「雪のなかのふたり」
直木賞候補になった「少女と武者人形」を含む
文学寄りの奇妙な味の短編集。
ユーモアものもあるが、全体的にはホラー寄りか?
エンタメとしての衝撃の結末を追求したものではなくて、
文学寄りの曖昧な結末の話が多い。
総合評価は並。