登山技術ではないような。
★★★☆☆
マタギがどんな知恵を持っているか、が書かれています。
しかし、他のレビュアーが書かれているように、登山技術書ではありません。
たとえば、現在のマタギは、結局、長靴がいちばん使いやすい、ということで長靴で山に入るのだそうです。
これを、読者は、そうなのか、と思い込んで、どんな山にも長靴で入り込んだら、きわめて危ないことになるでしょう。
本書は、マタギ万歳、という視点でかかれていますので、本書のなかでは、マタギをほめてしかいません。
そういう点も含めて、星3つとしました。
マタギに学ぶサバイバル技術?
★★★☆☆
マタギに登山技術を学ぼうというコンセプトで書かれた一冊です。
なかなか学ぶことの多い一冊だと思いますが、マタギと登山技術を結びつけるのには、いささか無理があったような気もします。登山技術というよりサバイバル技術の本と言った方が適切なような気がします。
ただ、内容的には、山に入る人には知っておいて損のないことばかりです。例えば、ビバークの方法や焚火のおこし方…etc。基本的に、山にあるもので対処するというマタギの考え方は、いざというときに役立つように思います。
また、マタギの山に対する姿勢には感心させられます。ぜひ、登山者にも身につけてもらいたいものです。
短時間で、お気楽に読める一冊ですし、山好きの方は一読あれ。
マタギ流サバイバル術
★★★★☆
現代のマタギたちが実際に山で使っているサバイバルテクニックをあますところなく紹介してる本。
昔からの伝統だけじゃなくビニールや衣類など現代のものを組み合わせてるけど基本は山にあるものを利用して最小限の装備で入山していくマタギの知恵はすごい。
しかも山を汚さないようにとか荒らさないようにとかまできっちり考えられているところがすばらしかった。
とにかく歩き方から山での料理法、簡易小屋作り、釣り、焚き火、遭難、雪崩のときの対処法までなんでもこい!
ディスカバリーチャンネルでよくみてる番組「サバイバル・ゲーム」でベアがよくやってる技とかも結構あって読むだけも単純に面白かったです。
やっぱマタギってすごいわ!