2章の途中までしか読んでませんが…
★★★★☆
計算の理論とその実践としてのプログラミングを繋ぐ本。
日常のプログラミングの中に理論を感じ取れるようになる。
特に、オートマトンやラムダ計算などをかじり、違うパラダイムに属する複数の言語(たとえば、HaskellとC++など)をかじった経験があれば、パズルのピースが次々とはまっていくような感覚を得ることができる。
ただ、プログラミングの理論に全く触れたことがなく、言語も一つしか経験がなかったりすると読むのに苦労するかもしれない。そんな人はオートマトンの入門書と、HaskellかLispの文法だけでも把握してから本書を読むと、だいぶ読みやすくなると思う。
以上は、2章の途中まで読んでの感想。プログラミング技法に関するページを読めばまた新たな感想が加わるだろう。
だけど、逆に全体の十分の一にも満たない2章の途中まで読んだだけでもこれだけのものは得られるので、900ページ以上という厚さに躊躇せず、とりあえず買ってみて読んでみるといいと思う。
得るものは大きいはずだ。