駆け足をするポニーのように「パカッパカッ」という音を立ててみよう! 音楽の木のエレベーターに乗ってみよう! クエンティン・クオーター・ノートに会ってみよう! つま先ダンスがしたくなったり、拍子をとりたくなるような生き生きしたインタラクティブブック。向上心に燃えた小さな音楽家たちが、つまみを引っ張ったり、フラップをめくったり、本物の電池で動く電子キーボード(SR1130の電池2個を含む)をいじったりと多彩に遊べる絵本。そのうちに、だれでも楽譜が読めるようになるはず! 動物のなかまが紹介してくれる音楽に必要なものは、リズム、音符、拍子記号、五線譜、音階、シャープとフラット、そして調子記号など。なるほど、勉強は一生もの――すばらしいイラストの数々を見るだけでそう思ってしまう。音符にのって、半音下げようとする太ったゾウ。ロックンロールを奏でる「Beetles」は、五線譜の音符の簡単な読み方――「Even Groovy Bats Drink Fly-juice.」――を教えてくれる。各ページの色使いや登場するキャラクターそして情報量の多さにはつい圧倒されるが、読むたびごとに新たな発見があるのも確かだ。
ケイト・ペティとジェニー・マイゼルズは、本書のほかにも『The Amazing Pop-Up Multiplication Book』、『The Amazing Pop-Up Grammar Book』といった「とっつきにくい科目を楽しんで学習できる」本を共同製作している。いずれの本も、創意に富んだ手法とゆかいなキャラクターは、勉強嫌いの子どもたちはもちろん、勉強熱心な子どもたちにも、同じくらい親しまれている。(Emilie Coulter, Amazon.com)