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イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか―樹木の個性と生き残り戦略

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 築地書館
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「緑」学に興味のある方々には必読の書 ★★★★★
一見、地味そうであるが 何の何の・・・・

タイトルに選ばれた樹木(イタヤカエデ)は余り一般受けするとは思わぬが、でも他35種の樹木の25種ほどは身近にあるものばかり、これらの樹木が環境の中でいかに種の維持を図っているか、かれらの置かれている立場を知ることが出来た。

これまで葉っぱ等を見て樹木を単に同定するだけ、この本のお陰で、かれらの気持ちまで考えてやることができ、私にとって大きな前進となった。

読みやすい、わかり易い、お世辞抜きの名著。版を重ねるなら、写真を増やし、カラーに改訂して欲しい。

緑学に興味ある人たちの必読の書であると是非推薦致します。
もの言わず、動かない木々にも生き抜くための見事な戦略があったとは驚きです ★★★★☆
それぞれの木々の特徴がコンパクトにまとまっていて、とても読みやすかったです。
ただ、身近にある木々であればなおさら、私のようにあまり詳しくない者でも実際に識別できるように、もう少し写真や全体像等の絵をのせ、木のイメージを分かりやすくビジュアルで載せて欲しかったと思います。
今後、もっと沢山の種類の木々のことを書いていただきたいです。
森を歩くときに、または森から帰ってきたときに、本書をひもといてみると、奥深い植物の不思議と、植物の極相に至るまでの長い時間や新たな環境への適応までのとてつもない時間に思いをはせてしまう。 ★★★★★
 日本の野山に自生する代表的な樹木を、その特徴からどのような環境でどのように生存してきたか、それぞれの生き残り戦略という切り口で紹介している。

 私も、森を歩いて木々を眺めるのは大好きである。
 本書に出てくる木々は、普段接することの多い木々であり、本書によってより身近なものになった。

 森を歩くときに、または森から帰ってきたときに、本書をひもといてみると、奥深い植物の不思議と、植物の極相に至るまでの長い時間やハイマツやユキツバキやミヤマナラなど環境への適応までのとてつもない時間に思いをはせてしまう。

 また、もともと荒れ地に盛んに植えられてきたニセアカシアの強い繁殖力に特定外来種として要注意リストにあげられている一方で養蜂業者は困惑しているとして、人間の勝手な振る舞いに皮肉を込めて解説しているのも興味深い。

 それにしても、私の大好きなカツラは、長い長い歴史(約1億年)の中で衰退の道にあるとしているのはどこか悲しい。