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NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集 [DVD]

価格: ¥37,800
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
宮崎あおいの演技に脱帽 ★★★★★
 このDVDは天璋院篤姫の第28話から最終話までを収録したものである。
 すなわち、御台所であった篤姫が、夫である将軍・徳川家定と、義父・島津斉彬を亡くし、落飾して天璋院と号する頃から、1883年に没するまでを描いている。
 第27話ころまでの宮崎あおいの演技は、篤姫の気品・快活さを醸し出していたが、この回以降は、しだいに気魄と覚悟、そして周りを圧倒する迫力が加わり、とても20そこそこという自らの年齢を感じさせず、堂々たる大奥の統率者・大御台所たる天璋院を演じきっていた。

 印象に残るシーンがいくつかある。例えば、老中の安藤対馬守信正が、朝廷との交渉に失敗して14代将軍・家茂の直筆の誓文を孝明天皇に差し出さねばならなくなり、加えて御台である和宮が京へ里帰りしたいといって頭を悩ませていると泣きごとを言ったときの一言、「そちたちのやることはいつもそうじゃ。政を預かり、国動かす者としての気骨はないのか!意地は!誇りは!信念は!その点、井伊大老は立派であった。やり方はともあれ、こうと断ずる気概とそれを貫く力があった。そちは、おのれが腑抜けであることを知り、それを天に向かって恥じるがよい。」
 
 さらに、薩摩藩が勅使を奉じて幕府に圧力をかけ、一橋慶喜を将軍後見職に、松平慶永を政事総裁職に任命させた際に、上野寛永寺に亡き義父・斉彬の弟である島津久光を呼び、詰問したときのシーン、「わたくしは薩摩に誇りを持ってきた。薩摩にだけは誤った道を歩んでほしくはなかった。わたくしは徳川家の大御台所としてこの国の安泰を守り抜く覚悟じゃ。それゆえ、そちの指図は受けぬ。もう会うこともなかろう。」

 他にもいくつか印象に残ったシーンはあるのだが、共通していえるのは、どれも天璋院の気魄と覚悟が前面に押し出され、相手を圧倒するものである。その際にすかさず、おきまりのBGMが流れるのである。いってみれば、水戸黄門の印篭のシーンと似てないこともないが、そこは宮崎あおいの迫真の演技がそのくどさや不自然さをまったく感じさせず、見事としか言い様がなかった。

 他には、一橋慶喜がこれでもかというくらいに、悪役にされていたのだ残念であった。が、結構いい味を出していた。

 いずれにせよ、21世紀に入っての大河ドラマの中では、文句なく一番の仕上がりであると私は思う。

追記(2010年7月17日)
 第一段落第三文を推敲しました。
玉木宏の龍馬 ★★★★★
  某雑誌に「インテリ臭のする異色龍馬・二枚目すぎてミスキャスティング」とあったので、見てみた。

  時代劇をやるにしては顔が小さすぎるのでは、と懸念したが、この人は、顔全体は小さいが、目も鼻も口も、パーツはしっかり大きいので、大丈夫だった。龍馬の鬘がよく似合っていた。いつもより色が黒い。チャームポイントのえくぼが2本の皺でしかないほど痩せている。どちらも、脱藩して生活が不安定だったろう龍馬には合っている。
  外の気配を察知して身構えたときの姿がりりしい。カメラが玉木龍馬をかっこよく撮ってくれてる。
  瑛太演じる小松帯刀との絡みに「のだめ」での友情シーンを重ねてしまうのは、マチガッタ鑑賞態度だろうが、のだめファンはどうしても重なってしまう。許して下さい。

 「篤姫」での坂本龍馬は、ただ時代の展開を追う上で必要な登場人物、時代絵巻の点景(と言うには偉大すぎるかもしれないけど)と見た。龍馬その人を描き込むことは考えられていない。“国民的英雄らしく爽やかに登場して薩長同盟を締結し、哀惜と共に消えればよい”程度の登場人物だ。その程度の期待値の龍馬だからこそ、異色に描ける。玉木の初の妻帯者役で(瑛太共々?)、妻に頭が上がらない風なのが楽しかった。(今年の「龍馬伝」ではお龍との関係をどんな風に描くのだろう? この部分は見比べてみたい。)
 
宮尾氏原作とは別物 ★★☆☆☆
まったくかけはなれていて、唖然とした。特に、有名な篤姫と和宮の対面のシーンを、篤姫の意志ではなかったという設定にしたのには腹立たしく思う。原作の篤姫の方は、気に入りの者に気配りができるが、一方で気丈で図太く、傲慢な面があるので、あおい版篤姫の方が今の人には受け入れられるのだろう。
堀北真希には「薄幸」が似合う。 ★★★★★
宮崎あおいは言うまでもなく、瑛太の快演、堺雅人の怪演があちこちで称賛されたが、和宮役の堀北真希ももっと称賛されて良いと思う。史上最年少大河主演の宮崎あおいよりもさらに若いのに、あれだけ普通に画面をもたせてるって、実はすごくない?和宮という役柄上、ぺらぺら喋るわけにはいかず、セリフの量が制限された中で、しかも御所ことば。それでも、和宮の気持ちがあんなに伝わってくるとは、嬉しい驚きだった。天璋院と和宮の気持ちが近づいたり離れたり、脚本が素晴らしかったのもあって、二人の女優のケミストリーを目撃できた。
堀北真希本人キャラ的には、サバサバとした、元気一杯な人なんだろうけど、女優のタイプとしては、悲運の役がよく似合うのでは。生命力ある人に悲しい役をやってもらった方が、凄みが出るというもの。薄幸系の最たる例である和宮は、ハマリ役だったと思う。スピンオフのスペシャルとかにはならないんだろうな、そんな前例ないし。
ストーリーに必要なら何でもするというのは、女優として当然かもしれないが、それでも、ボートから本物の海に落ちたり、二重人格、男子校、深窓の姫君など、色んな意味で演技条件の厳しい撮影が多いのは気のせい?というか、配役を決める人(プロデューサー?)が堀北真希にムチャぶりをしたくなる気持ちはわかるような気がする。追い込めば追い込むほど、何か凄いものを見せてくれるのではという期待感を抱かせてくれるから。ちなみに、宮崎あおいの妹という設定で主演していたBS系のドラマがあったが、まさか5年後に大河で共演することになるとは、この二人を連続で起用したプロデューサーは偉すぎる。
堀北真希の出世作 ★★★★★
この作品は堀北真希(和宮)の出世作でもあると思います。特に33回から43回までは篤姫(宮崎あおい)とガチンコ勝負してます。堀北さんの目の動きがとても美しいです。篤姫の後半を引っ張った功労者の一人でしょう(最終回の50回まで出演してます。)。この作品は、出演者のひとりひとりの描き方が丁寧で、堀北さん以外にも稲森いずみさん、松坂慶子さん、高畑淳子さんなど主役級の多くの俳優さんがきっちりと脇を固め、ドラマを盛り上げています。
 でもよくよく考えれば、宮崎あおいと堀北真希が同じドラマに出演するなんて、もうないかな?って感じですよね。近頃久々に出会った珠玉のDVDです。
男でも大のコスメ好き! ★★★☆☆
「女の道は一本道」

幕末を駆け抜けた天璋院篤姫の生涯。
日本が大きな転換期を迎えた幕末、己の信念を貫いた女性を描いた大河ドラマ「篤姫」。見どころを凝縮した総集編は永久保存版!

一本筋の通った彼女の生き方に共感出来る人多いのではないでしょうか。
やっぱり女性は強い!の一言につきます。
大河ドラマ歴史館 ★★★★★
2008年NHK大河ドラマ「篤姫」のDVD版。後半部分が収録されています。2009年03月25日発売予定。予約受付もしています。
大河ドラマ歴史館 ★★★★★
2008年NHK大河ドラマ「篤姫」のDVD版。後半部分が収録されています。2009年03月25日発売予定。予約受付もしています。