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CODE コードから見たコンピュータのからくり

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 日経BPソフトプレス
Amazon.co.jpで確認
   Windowsプログラミングの雄、チャールズ・ペゾルドが10年来あたため続けてきたという注目の企画が、ついに1冊の本になった。

   本書はコンピュータの動作を根本から解説するもので、データのやり取りを中心に、コンピュータの動作原理を解説している。序盤では点字やモールス信号などを題材とするコードの歴史と、実際に通信や演算を行うためのハードを詳細に扱っている。中盤からは、2進数の処理、リレーによる演算の方法、メモリやオートメーション、終盤ではプロセッサの構造から低級言語・高級言語、OSなどにも触れている。

   計算機工学、論理回路学などの高度な内容にも触れているため、理系の、できれば工学系の知識がある方が望ましい。とはいえ、読み物形式なので、順番に読んでいくことで予備知識がない方でも理解することはできるはずだ。懐中電灯、黒猫、シーソーなど、一見コンピュータと何の関係もなさそうな例をもとに、コンピュータのしくみを明かしているのは、本書の最大の魅力である。

   先に述べた内容以外にも、ファイル形式や開発環境、グラフィックに関する解説など、まさしくコンピュータに関わるすべてに言及している。とくにプロセッサやOS、アプリケーションなどの歴史に関する部分は興味深い。数学的な部分にあまり興味がない方にとっても、読む価値は十分にあるだろう。コンピュータの動作や根本原理を知りたいという知的好奇心あふれる読者に、ぜひおすすめしたい1冊である。(斎藤牧人)

日本語が惜しい・・・ ★★★★☆
内容自体はとてもすばらしいものです。どんなにすばらしいかは皆さん書いてらっしゃるのでそちらでよいでしょう。
ただ、そのすばらしさが日本語によって半減してしまっています。
文法がところどころおかしかったり、意味を取り違えてしまいそうな表現をしていたり、
英語をそのまま訳したために日本人には少しなじみの薄い表現を用いてしまったり、などです。
なので、この本には日本語訳の裏に隠れる英文を見越して読み進む、というような作業が少々必要になります。
さらっと読みたい人には(ページ数的にも)向きません。途中でめんどくさくならないように読む工夫が必要かもしれません。
コンピュータを底から理解する本 ★★★★★
この本を読んで、コンピュータの本質はコードだと理解しました。文字コードの基本的な話から始めて、演算回路の基本、命令コードの意味と、下から積み上げて、最後は簡単なCPUまで登場するところは、大変面白く読みました。コンピュータを底から理解する上では最もお勧めの本。これと、コンピュータはなぜ動くのか(矢沢 久雄 著, 日経ソフトウエア)の2冊を読めば、コンピュータの本質は分かる(はず)。
そうそう、確かに名著 ★★★★☆
情報処理の教科書が無味乾燥に書いてる内容も、書くべき人間が書くとこれほど面白くなるのね、という好
例。第16章〜第17章は頭がついていけなかったけど、自分が大学の先生とかだったらこれを入門の教科書
に使うと思う。
すばらしいです。 ★★★★★
 まるで蚕の飼い方からセーターの作り方まで懇切丁寧に指導するような本です。前半部は、話の進みが遅くてうざいくらいですが、後半部は一部が妙にペースアップするような・・・。でも、ここまで根気よく説明するというのは簡単なことではないはずです。「コンピュータ」を理解していても(理解していなくても)、なんらかの違和感(自分の理解に対する不安定感)を持っている方にとってはとてもいい本だと思います。充分にコンピュータのことはわかっている方でも、読み応えがあると思います。
 できれば、もう少しうまく翻訳して欲しかった。
子供にいいかも ★★★★★
タイトルが独特ですが、
意味は、そのままで、コードから見たコンピュータのからくりです。
所謂、プログラミングコードとかではなく、
純粋に「コード」です。


自分のために読むのもいいですが、
子供に教養書としてあげてみるのも面白いかもしれません。
二進数などがでてきますが、小学生のほうが理解できます。


コードから見た…とありますが、
その前にこの本では、コンピュータとは「モノ」としっかり把握している点が
素晴らしいです。
モノを説明するのに、わざわざあやふやなイメージ図や例えを乱用するの本末転倒です。
物理的で、質量が欠如していない説明はさすがです。