それまで書かれたエッセイ集の中から抜粋された珠玉の言葉をまとめたものである。どの言葉も一度読んだら忘れられない心にしみいる言葉である。人生、夫婦、信仰、死、老いなどどんな逆境も肯定的に捉えて乗り越えてきた著者の生きた言葉が其処にあり励まされる。また「わが最良の友、動物たち」の章に出てくる自殺した主人の傍らでじっとしている犬の眼差しがイエスの眼差しに重なる事があるという一節を読み、遠藤周作の人々や動物に対する優しさや哀しみの眼差しもまたイエスと同一だったのだと思えた。
何度でも繰り返し読みたくなる本である。
それまで書かれたエッセイ集の中から抜粋された珠玉の言葉をまとめたものである。どの言葉も一度読んだら忘れられない心にしみいる言葉である。人生、夫婦、信仰、死、老いなどどんな逆境も肯定的に捉えて乗り越えてきた著者の生きた言葉が其処にあり励まされる。また「わが最良の友、動物たち」の章に出てくる自殺した主人の傍らでじっとしている犬の眼差しがイエスの眼差しに重なる事があるという一節を読み、遠藤周作の人々や動物に対する優しさや哀しみの眼差しもまたイエスと同一だったのだと思えた。
何度でも繰り返し読みたくなる本である。