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整体 楽になる技術 (ちくま新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
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受動性の野口聖体で多く共感した。 ★★★★★
独自の受動性の野口聖体ともいうべきもので、とても多く共感した。
東大おそるべし ★★★★★
 さすが東大と思う独特・個性的で価値ある記述あり。一方、さすが東大と思う、内容があって深くて難解な部分もあり。緻密で、お堅い内容の新書に蔵されるのにふさわしい。第六章は一気には読めず、少しずつ読むのが正解。
 現代に増えている体質について述べているところが新しい。それは、骨盤底部を常に緊張させ、物事に立ち向かい、一所懸命過ぎて不適応を起こす体質である。この体質の人は固まった仙骨が動くようになれば、良いのである。精神論より前に、簡単な体操等で固まった胸部や首や仙骨を緩めて弾力を持たせてあげれば、うまくすれば不安が消える。私は、この本を読んで、「そういうことだったのか」と知り、自分の仙骨が呼吸と共に前後に傾くのが本来だと意識しただけで大分楽になった。
整体師の見た哲学的身体論 ★★★☆☆
本書は、整体の技術論ではない。「整体の現場から見た哲学的身体論」である。
現実に体に故障がありそれを治そうと思う人が本書を手にしても、治療法について書かれているのはほんの10ページ程度である。では本書のかかれているのは何か。それは、次の2点である。
1)古今東西の哲学者が「身体」をどう捉えているか

2)著者の下に来る患者の症状と現代社会が抱えるさまざまな問題点との関連
直近の身体的症状への治療には向かないが、広く大きな意味で現代社会と「身体」をどう捉えた上で生きていくか、を考えるには好適な書だ。