トリシアは『星見の塔』で魔法を習う、魔法使いのタマゴ。でも、魔法は信じられないほどのへったくそで基本中の基本の魔法を唱えても『ドッゴ〜ン！』がおきてしまう、という成績最低の子。何とか成績優秀の幼なじみ、レンに支えてもらいながら魔法を習っているが、なかなか成功しない。そんな中で、転入してきたのがアムリオン王国第二王女、キャスリーン。傲慢で高飛車で、お高くとまっているキャスリーンにみんな頭が上がらない。トリシアが好きじゃないキャスリーンはトリシアをわざと森に送り出す。そこでトリシアが出会ったのは危険な怪物、ワイバーン。とたんに、そのワイバーンと会話ができた！トリシアしか持たない才能、それは『どんな生き物と会話ができること』。その才能を使って、トリシアは生き物助けに旅出つ！

落ちこぼれ魔法使い見習いの女の子が幼馴染や仲間、森の動物たちと交流して、自分を見つけそこに向かって突っ走ろうとする物語。
子供向け（買うまで子供向けとは知りませんでした）なので、ボリュームそのものは少ないですが、ヒロインであるトリシアのお約束なドジっぷりやなどがかなりかわいいです。
軽いファンタジーとしても楽しめますね。