囲碁をはじめた人が挫折しないために。
★★★★★
囲碁は、基本的ルールがシンプルなだけに、わりと、ゲームを始めやすいと思います。別の言い方をすれば、ギャンブル性はほとんどなく、自分の努力と実力で勝負するしかないゲームのように思われます。
では、『どうすれば、囲碁に強くなれるのか?』
依田紀基先生の本を読んでいたら、次の三つのことが書かれていました。
第一に、実戦対局を、とにかく、たくさん積むこと。
第二に、自分の棋力に合った、やさしい詰碁集を全問解けるまで、繰り返しやること。
第三に、プロの棋譜を、並べてみること。(碁盤に碁石を並べて。)
でした。
本書は、第二番目の勉強(トレーニング)のための本です。巷には、たくさんの『詰碁・手筋』の類の本がありますが、私は、本書のような、基本中の基本を扱った本には、なかなか、出会えませんでした。
本書は、囲碁入門者の必携問題集といっても、過言でないと思います。
初級者の使い方
★★★★★
囲碁をはじめて半年弱、まだ13路盤で勉強中のレベルです。基本的な手筋などは覚えた上で改めてこの本を読んだのですが、ポンポン解けて低レベルなりに棋力が上がった気分になってモチベーションが上がりました。
これから始める人にはピッタリ
★★★★☆
他にも入門書や初心者用の本を買ったけどこの本が一番わかりやすく
一題づつ問題を理解していくと気が付いたら自然に実力がついていて
最初まったく勝つ気がしなかった囲碁ゲームもこの本(1〜2)を
読んだあと対戦するとわずか二週間で互角に戦えるように
なってた(9路盤だけど)のには嬉しかったです
ただこの本は超初心者向けなんである程度出来る人にはものたりないかも‥
「超」入門者用。石取りの規則を覚えたての人に
★★★★☆
「四方囲めればとれる」という石の取り方の超初歩の説明を受けた直後に開いてもすぐ解ける問題が100問詰まった問題集。つまり超初心者向け。挫折をしないための一冊です。
とは言っても、盤端や隅の特殊性をからめた問題もちゃんと入ってるし、頭で理解したつもりなだけの超ビギナーなら、一瞬「あれ?」とページをめくる手が止まる問題もちゃんとあってステップアップの構造になっています。
さらに、最後の詰め碁の部分だけは「二眼」「欠け眼」の説明を理解した後じゃないと手がとまるかも。逆にこれらの説明をするのにいい題材。
本当の超入門向け問題集というのは案外ないので、自信をつけるのにはいい問題集です。特に、子供に出す問題としては、どんどん解けるので調子に乗せて次へと進める機動力になりそう。