本当にわかりやすい説明で、かなりの経済通になったような気がします。ニュースなどで、経済的な問題になると、子供に聞かれてもうまく説明できなかったことも、この本のおかげで、自信をもって答えられるようになりました。今まで、この手の本を読んでも、イマイチ説明が難しかったり、簡略的すぎて呑み込めなかったことが多かったのですが、この本の説明は、わかりやすくて面白いのでむさぼるように読んでしまいました。目から鱗の思いです。経済学部に入学された方なども、まずは最初に目を通されるとよい本でしょう。それほどに、この本は秀逸だと思います。図解を一色でなく、カラーにしてあればもっと多くの人に手に取ってもらえると思います。

社会人になって、資格試験のために経済の勉強をしました。しかし、IS/LM、クラウディングアウト、貨幣数量説、上級財・下級財、フィリップス曲線などについて、現実世界との接点がいまひとつ実感できずに、おもしろくないもの、というイメージしかありませんでした。

しかし、この本では、これらの事象が現実世界でどのように当てはまっていたかを知ることができ、また経済の人間臭さも感じることができます。経済学の副読本としておススメです。