爽やかなヘヴィロック
★★★★☆
アメリカの女性vo擁するメタルコアバンドの2008年発表、2ndアルバム。
本作は前作とはガラッと作風を変えた。Maria嬢のスクリームほんの少しで、基本的に全曲クリーンで歌っている。メタルコア味のメロディアスなヘヴィロックといった感じで、かなり聴きやすい。よって、ITMにスクリームを期待していた人は、このアルバムは向かないかもしれない。しかし良い材料も多い。本作ではvoのクリーンに磨きがかかり、ハイトーンボイスが爽やかな曲調にとても映えている。それだけではなく、バラードもまた素晴らしい。前作も好きだったが、本作は本作でITMの新しい一面が見れたし、この路線もまた魅力的だ。キラーチューンはM2とM10。
路線とか抜きにして、最新作である3rdを含めても、完成度が高いのは、この2ndだと思う。まあそれは、このバンドに何を求めるかで違ってくると思うが。
ゴシックロック寄りに変身
★★★★☆
アメリカのエクストリームメタルバンド、イン・ディス・モーメントのアルバム。2008作
1stはまるでARCH ENEMYを思わせる女性デス声を多用した激しいメタルコアであったが、
本作では、普通の女性声をメインにした、メロディアスで、むしろゴシックロック的な音になった。
全作の激しさに比べるとぐっと聴きやすくなり、マリア嬢の歌唱の表現力が前に出てきた分
あるいはEVANESCENCEなどのリスナーも楽しめるくらいのサウンドになったと思う。
ただ、やはりゴシックというにはメタルコア的演奏であるし、モダンな女声HRとして評価するには
曲がやや普通すぎるという気もする。むしろしっとりとしたバラード曲がとても魅力的だ。
全曲捨て曲無し!
★★★★★
前作は聴いたことが無く、今作が初めてですが、物凄く良いです!
女性ボーカルで、若干スクリーモが入っていますが、基本は純然たるHM。
80年代の雰囲気も少し醸しながら、マイナー調のメロディックでアグレッシブな音です。
とにかくボーカルが上手くてかっこよい!
そして弾きすぎず、しかし随所で効果的に派手なギター。
本当に全曲捨て曲がなくて、メロディーが感動的です。