とても素敵な本です
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流木や廃材を利用した作品を時々作っています。ですから、いつの間にか日曜大工や廃材利用の本がたくさんたまってしまいました。今回、雑貨の本を探していて、ふと手に取ったのがこの本です。素敵だなと思ったにもかかわらず買わずに帰ったことを後悔し、その日のうちにAmazonで注文しました。
この本は、他の雑貨本と少しだけ違います。大抵の雑貨本は作品自体にスポットが当てられます。それはそれでいいのですが、この本は作品だけでなく著者の経験や作品に対する思い(または、写真に対する思い)がよく表れています。著者の表情が想像でき、一つの作品づくりを通して著者のモノ作りに対する思いの一部を感じ取ることができるのではないかと考えます。
柔らかい印象「可愛い」が詰まった参考書。
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以前雑誌loveカメラで拝見していたので購入いたしました。
以前もかわいらしい雑貨を披露されてたので想像はしてましたが、想像を上回る雑貨作りに脱帽です。
まず驚くのはmicaさんの引き出しの多さでしょう。数々の日常シーン別の日常雑貨をプリント用紙を駆使して作り上げているアイデアに驚きますし、用紙の使い方等も丁寧に解説してありました。私も近頃雑貨を作っていますが浮かばなかった使用方法もありヒントをいただけました。初心者本が多い中ある程度作れる人でも参考になると思います。簡単なものから凝ったものまで。あとこの本の特徴は写真が良い事。柔らかくて綺麗。雑貨を魅せる一枚一枚がよく、自ら作られたという雑貨と組み合わせたコラージュがまた可愛い。独創的かつ魅力溢れるものでした。随所にちりばめられた写真と合わせて作品集的な一冊。気負いのない読みやすい文章付きで始めから終りまで盛り沢山。シンプル重視な内容の手づくり本が多いですが、こちらは温もりある洋書的印象アリの内容。柔らか楽しい可愛いもの好きな女性のための参考書といった感じです。
身近にある幸せを形に出来る手作り雑貨の本
★★★★☆
昔は写真なんて旅行とか、学校行事とか、結婚式とか、なんかイベントでもないと撮らなかったけど、
デジカメや、カメラ付き携帯の出現で現像→プリントという手間が無くなって、ほんとに気楽に何でも写真に残すようになった。隣の家の庭の花とか、いい事があった日の空とか、自分史上最高に美味いと思ったプリンとか、なんだか絶妙な並びに干してあるの洗濯物とか・・・そんな日常のちょっとした思い出をちょこちょこ撮るようになって、ちょっとでもおしゃれにかわいく撮りたいな〜と思っていましたが、世の中そういった女性が増えているようで、「カメラ女子」なんて呼ばれてたりしますよね。カメラ女子向けの本もたくさん出ていると思いますが、この本はその「次」、たくさん撮った中での自分のお気に入りの一枚を、ただ、写真として残すだけではなく、キッチングッズやアクセサリーなどのかわいい雑貨にして、もっと楽しむアイデアがたくさん紹介してあります。しかも、100円ショップなんかで手に入るような材料で気軽に出来てしまう物が多く、なるほどね!と思えるものがたくさんありました。すごいと思ったのは素材となる写真が近所のパン屋さんのパンや、自分の家の猫や、近所で咲いたバラの花など、身近な物なのに、トリミングの仕方や、雑貨にする時の加工でまるでヨーロッパで撮ったの?というような雰囲気になっているのです。とは言え私は「お菓子の本」を買って、写真見て「おいしそー」っと言って絶対に作らないタイプなので(笑)実際には作らないかなーとも思いましたが、出来上がった雑貨を撮影した写真もかわいいし、所々作品の写真をコラージュしたページがあったり、表紙が地味なので中身ももっと実用書っぽいかと思いましたが、ただ見るだけでもカラフルで楽しいです。
やさしく、豊かな気持ちになれる1冊です
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写真家であり、イラストレーターでもあり、雑貨もつくる友だちが、はじめて出した本です。
ものづくりという行為にまっすぐに、真摯な態度で取り組む彼女のやさしさとあたたかさは、そのまま作品に表れています。いたずらに刺激を与えるような、無理にかたちづくられた個性ではなく、毎日流れる時間、日々の暮らしを豊かに過ごしたいという気持ちが作品となり、個性になっている。そんな気がします。
少し視点を変えるだけで、ちょっとした手間をかけるだけで、毎日の生活が潤い、豊かになる。
この本を通じて、彼女はそんな提案をしています。