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昭和史の謎を追う〈下〉 (文春文庫)

価格: ¥820
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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父島事件 ★☆☆☆☆
土屋公献氏からのファーストハンド(第一次)資料に欠く。死体損壊イコールカリバニズムと無理で不自然な記述がある。普遍性、適応性および資料性に欠く恣意的な主張は研究者として失格である。憲法上の表現の自由があるのかもしれないが、面白がってカリバニズムに結びつける言い草は、学問への反社会的挑発である。
きめ細かな分析 ★★★★☆
 著者は難しい表現を極力省き、誰にでも分かるように注意しているのだが、それでも何も知識がない人が読んだら、ちょっと難しいのではないかと思った。しかし、法学博士でもある著者だからであろう、私情を挟まずに理路整然と解説している姿勢には拍手を贈りたい。
 通史ではないので、歴史の流れを捉えるには足りないが、昭和史の知識を少しでもお持ちの読者なら、断片をつなぎ合わせる楽しみはあるだろうし、なるほどとうなずく場面も多々あるはずだ。
 ほとんど新説はないが、昭和史を再考する上では大変貴重な論集だと思う。
 残念だったのは、何も知識がない人のために各章のはじめに事件の解説やどんな事件だったのかを少しでもあげてくれると助かると思った。しかし、膨大な数の参考文献が巻末に表記されているので、本書を読んで昭和史に興味を持ったのならば、これらの読破にチャレンジしてみても良いかも知れない。
歴史の影にも光を当てる。 ★★★★★
各章を読むことにより、歴史の細部を知り、歴史教科書や、マスコミで取り上げられる主要な歴史認識と事実認定の危うさを知ることができる。陰謀によらずとも、人は、無知と錯覚、盲信により、容易に騙され、事実誤認し、また、自己愛とでも言うようなもので自己の正当性に固執しやすい事実を、本書を読むことで認識できる。